カレーで母乳は変わるか。その1

■カレーが食べたい!
授乳中だけど、カレーが食べたいあなた。
 

 
和食がいいと言われて、実践していても、和食ばっかりで、厭きちゃった。
たまには、つよい味のものが食べたーい!
 

だけど、やっぱり母乳に出ちゃうのかな?
母乳は辛くなったり、臭くなったりするのかな。
赤ちゃんが飲むのを嫌がったり、機嫌が悪くなったらかわいそうだし。
乳腺炎になっちゃった、なんていう話も聞くし。
 

やだやだ、そんなこと!
 

だけどその一方で、「食事で母乳は変わらない」なんていう話も聞く。
カレーを食べた後の母乳もごくごく飲む子もいるっていう。
 

いいなあ、うらやましい。
でも、実験できないし・・・。
 

いったいどっちなの?
誰か、ちゃんと調べてほしい!　
・・・というあなた。
 

実は、既にこんな実験がされていたんです!
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■カレー（中辛）を食べて授乳してみよう!
母乳育児がうまくいっているママと赤ちゃん、五組。
 

・・・さて、結果は?
 

 
●まず、採取された母乳を調べると・・・
 

なんと、五人中四人の母乳のにおいに変化が!
甘酸っぱいにおいとか、果実っぽいにおいするようになっていたのです!
 

●そして、おっぱいを飲む赤ちゃんの様子は・・・
 

一人の赤ちゃんは、目のまわりが赤くなって、おっぱいを吐いてしまいました。
そして、べつのひとりは、おっぱいの吸いつきが途切れがちになりました。
 

・・・むむむむ!
やっぱり、カレーは母乳に響くのか!　がーん!　
 

・・・そう思った方、ちょっと待って!
 

じつは、この五組のママと赤ちゃん、最初から、それまでの食生活に、ある共通項があるのです。
だからこそ、この五組がこの実験の被験者になったのです。
 

・・・その条件とは?　2へ続く!
 

●参考文献
『母親の食餌に対する母乳の成分変化と乳児の嗜好性の関連』