「子供の花粉症がみるみる治まる簡単ごはん」 荒川区西尾久ふれあい館 2015/11/11
御縁があって、荒川区西尾久ふれあい館さんで、講話会の講師をさせていただきました。
集まってくださったのは、ご自身やご家族が花粉症やアレルギーに悩むママさんたち。
先生方が託児コーナーを作って、子供たちをみていてくださったので、
本当にありがたかったです!
質疑応答の時間に、ご質問を多くいただきました↓。
ご興味のある方もいると思うので、ちょっと思い出しながら書き出してみます。
・・・全部は思い出せない! 次回からはメモろう・・・。
Q: こめ油がよいと効いたのですが。
A: 私も聞いたことがあります。
が、残念ながらおススメしません。リノール酸が多く含まれますから、アレルギーにはよくないです。
Q: リノール酸系の油を控えると、潤いがなくなっちゃうんじゃないですか?
A: おそらく大丈夫です。
日本脂質栄養学会によると、一日の理想的なリノール酸の摂取量は6グラムです。
これは、サラダ油に換算すると大匙一杯程度ですが、
実は、天然の素材の中にもリノール酸は少量ずつ含まれているので、三食普通に食べていれば、一日に五グラムほどは摂取しているんです。
ですから、たとえ、リノール酸系の油を一定期間完全に断ったとしても、バランスよく食事をしていれば、油分不足による健康障害はまず起きないでしょう。
ご安心ください。
Q: 家庭で揚げ物をする場合、揚げ油は何を使うべきですか。
A: 日本脂質栄養学会の奥山治美先生によると、※しそ油か、アマニ油、またはラードが望ましい、とのこと。
(シソ油で揚げ物なんて高くてできない!の悲鳴。佐々木も同感!(ToT))。
私個人としては、揚げ物は家庭で作るのをやめて、外出時などのお楽しみメニューにする、をお勧めします。キッチンも汚れないし、ラクです!
その際は、とんかつ専門店など、ラードで揚げている店に行くとなおよいでしょう。
ま、そうはいかない時もありますけどね。
あとは、ノンフライヤーを買う!とか!
(※奥山先生は、しそ油やあまに油を加熱調理しても、健康効果は失われない、というご見解を持ち、加熱調理に使っても問題ない、とされています)
Q: 胡麻油はリノール酸が多くて、アレルギーにはよくないんですね。胡麻もよくないですか。
A: いいえ。胡麻は大丈夫です。
素材をそのまま食べるのと、凝縮された状態の油を食べるのとでは、話は違います。
スプーン一杯の胡麻油は、食べきれないほどの量の胡麻から絞られます。
食べきれないほどの量の胡麻から絞られた油は、体にとっては負担になる・・・わけですね。
普通に胡麻を食べるぶんには問題ありません。ご安心ください。
Q: 油揚げが好きなんですが、使わないほうがよいでしょうか。
A: 特に症状が出ていないときであれば、しっかり油抜きをして、一般的な食べ方をするぶんには、問題ないと思います。
油揚げの多くは、リノール酸含有量が多い大豆油で揚げられています。
ですから、油抜きは、たっぷりの熱湯で数分ゆでこぼすことをお勧めします。
ただ、症状が出ている間や、ストイックに油を制限する期間には、やはりとらないほうがよいでしょう。
【佐々木の反省点】
みなさんにいただいたご質問の中には、、毎日のご飯のメニューについてのものも多かったです。
頂いたアンケートにも、「具体的なレシピを」という声がありました。
うーむ、どうやら、理論、プラス、今晩からのごはんをどう作ったらいいのか、もっと提案したほうがいいみたい。
ママさんはみんな忙しいから、実践につなげないと、「あー面白い話だったなー」で終わっちゃうかもしれない!
講話会の後、そんなことを考えていると、館長さんがご提案くださいました、
「佐々木さん、次は、魚の缶詰を使ったかんたんな料理教室みたいのをやってみたらどうかしら」
ひょえー
佐々木が料理教室の講師?
そりゃーいくらなんでもずうずうしくないか!?
我が家の手抜き魚缶詰メニューでいいのか!?
確かに10分ぐらいでできるけど! 子供も喜んで食べるけど!
さてさてどうなる!(笑)