経験から学ぶ、ということ。(近視の話。アレルギー関係なし)

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2024年7月27日 土曜日

経験から学ぶ、ということ。(近視の話。アレルギー関係なし)

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
夏休みが始まっちゃいましたね。
うちの子は中2・小5・小2で、みんな家にいると家が狭いし、やはり仕事が進みません(^_^;)
 

 
さて今日は最近実感したことを書きます。
子どもは経験から学ぶ、を実感した話。
 
っていうか、私は基本、そう思ってました。
失敗しなきゃわからないよねって、アレルギー症状が出るのを覚悟で、食べるものの選択を任せたり。
 
ただ、アトピーは、食事を改めればよくなるもの。
取り返しのつかない「やめときゃよかった」は、やっぱり最初からさせたくなかったんです。
 
それが近視でした。
 
近年の子供は、スマホや、スイッチなどの近距離ゲーム機や、コロナ以降の学校支給パソコンの普及により、「近距離視での活動時間」が増大。
それにともない、近視、それも、これまであまり見られなかった極度の近視が急増し、眼科医を戸惑わせているそうなのです。
 

↑すごく怖いけど、今の時代、読んでおいて損はない本。
 
近視は基本的に、成長期が終わるまで、不可逆的に進行するそうです。
はやく始まれば始まるほど大きく進行することになります。
 
近視予防には、日中、二時間は外で遊ぶこと。
 
でも、うちの子はみんなインドア。
 
特に、長女(小5)Cは、何かを始めると夢中になるたちで、
図書館でマンガを借りては、部屋だけでなく、電車の中やトイレでも読みふけるわ、
パソコンのタイピングゲームにはまっては、腕の腱鞘炎になるまでやり込むわ……な日々が続きました。
 
私は近視について説明し、
30分目を使ったら休憩するよう、口酸っぱく注意し、
目から30㎝、対象物を離すように言い、
出来る限り外に連れ出し……
 
とやっていましたが、
本人にとっては「はー、うるさいなあ」でしかなく、時間をごまかしたり、私の目を盗んでいろいろしたりと、本人の自主性と協力なしに徹底は難しく……、
 
視力検査のたびに長女の視力は落ちていき、三年生の時に(授業中は)眼鏡をかけることになりました。
それでものほほんと、近距離エンタメにうつつをぬかす長女。
悩み続け、いらだち続け、疲れてしまう私。
 
そんなある日。
長女が部屋の隅からなんだか呆けたような顔で私を見ているのです。
そして「ママの顔がちゃんと見えない……」と言いました。
 
近視が進行して、裸眼では3メートル先の人間の顔がぼやっとしてしまったんですね。
 
それが、長女にはものすごいショックだったもよう。
このまま進行していくのか、
家族の顔も見えなくなるのか、という不安に急に襲われたみたいなんです。
 
その夜、布団の中でしくしく泣く長女。
「私が馬鹿だったよ、
ママはずっと注意してくれていたのに聞かなかった。時間を戻したい。
これからどんどん進行するんでしょ、どうしよう、どうしよう……」
 
「終わったことは仕方ないよ。
これからは、これ以上進行しないように気をつけよう」
 
「わかった」
 
そして、翌日から、驚くべきことが起こりました。
 
長女が、マンガを読むのに、自主的に30分のアラームをかけているんです!
それが鳴ったらびたっと読むのをやめ、「散歩してくる」と出かけていきました。
 
パソコンも、30分でやめる。
毎日日の下で運動をする。
金曜日は区民プールに行く。
そんな自主的な「目にいい」生活を、もうひと月以上続けています。
 
これは私にとっては本当に驚くべきことです。
 
近視が進行してしまったのは、とても残念なことだけど、彼女は大切なことを学んだんだと思いました。自分の行動のつけは、自分で支払わなければならないということをです。
 
そして私は、子どもに理屈で言って聞かせることが時には無意味であることを学びました。
子どもをたくさんの「残念な結果」から、守りきれないことも。
 
わたしにも長女にも、痛い学び。
だけど、痛いからこそ、学べるのかもしれません。
 
長女の近視については、ここからできることをしてみようと思います。
調べてみたところ、今はいろいろ新しい治療方法があるみたいなので、今週末にそれを聞きに行きます。
 
それについてはまたレポートいたします!




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