コロナ禍にアレルギーを発症しやすいわけ(マルちゃん 重症アトピー 四歳女児)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
前回に引き続き、重症アトピーが改善したマルちゃん(4歳・女児)についての記事を書きます。
1 重症アトピーの改善例
2 コロナ禍にアレルギーを発症しやすいわけ
3 アトピーがぶり返してしまったら
4 アトピーの原因はお米だった
5 口腔アレルギーが改善した!
6 アトピー・イン・オーストラリア(終)
■改善写真
さて、マルちゃんのアトピーは、食事療法に取り組む前は重症でした。
おかあさんのひかりさんによると、
しかし実は、マルちゃんは、小さなころからアトピーに悩んでいたわけではありません。
この時期ちょうど長男が産まれてから手伝いに来てくれていた母が日本に帰った直後、コロナでロックダウンになり、自宅から出られなくなってストレスが溜まり、買い物や料理をする余裕もなく、揚げ物やカレーやシチューや、他にも油っこいものをたくさん食べていました。
そしたら突然アトピーが全身に現れて一気に重症になりました。
そしてその頃に息子もアトピーが顔に出始めてました。
後からあれは母乳を通じて油を摂取してたんだと思います。
酷くなる前とあとでの違いを考えた時、すぐに食生活だと気付きました。
油かなとすぐ思ったので、「アトピー 油」でググったら、佐々木さんの漫画と永田先生の本が出てきてそれらをとにかく一気に読破しました。
ほぼ100%思い当たることだったので、すぐに食事療法を実施しました。
(改行は佐々木)
コロナ禍の自粛モードをきっかけに生活が変わる。その結果、アトピーを発症する。
似たお話は、片頭痛のケースですが、以前にもご紹介しました。
(コロナ禍下に片頭痛を発症したケース)
また、私の馴染みのアレルギーをもつ読者さんたちでも、「コロナ禍の巣ごもりで再発・悪化した」という方が何人もいらっしゃいます。
それはまず、ひかりさんが真っ先に気づかれたように、食事が乱れるからです。
「食事ぐらいは自由に好きなものを」という気持ちから、どうしても、美味しいと感じやすい、油っこいものや、畜産物(肉・卵・乳製品)、または甘いものを選んでしまいがち。
これらは消化機能に負担をかけ、腸内環境をあらし、アレルギー発症や悪化の原因となります。
また、食事が乱れることに加えて、コロナ禍のストレスや、運動不足により、さらに消化機能が低下します。
このように、コロナ禍で推奨される自粛生活では、過食・ストレス過多・運動不足という、アレルギー疾患発症・悪化の条件が完全に整ってしまうのです。
自粛推奨モードは、いまは控えめになりつつありますが、その実施のレベルは人それぞれ。
まだまだ不要な外出をしない方もいるでしょう。
また、一度味をしめた宅配サービスなどは、ついつい継続して使ってしまうもの。
コロナ禍をきっかけに、食生活が完全に変わってしまった人も多いことでしょう。
(ピザやファストフードの売り上げはコロナ禍下でも伸びているらしい!)
このコロナ禍で、アトピー患者はもちろん、すべてのアレルギー疾患の患者が増加したのではないかと、私は考えています。
お心当たりのかた、またはそんなお知り合いが周りにいらしたら、
とにかく、食生活を見直すこと、そして運動を始めることをお勧めします。
食事については、詳しくはこちらを↓↓↓
運動は、特別なことをすることはありません。
毎日、静かな通りを、汗をかく程度歩けばいいんです。
運動すれば、気持ちもすっきりしてきますよヽ(^o^)丿
さて、重症だったマルちゃんは、ひかりさんの食事療法により、一度は順調に回復。
しかし、その後、なぜか再発したという状態の時に私に連絡をくださいました。
次回は、そのような時のアプローチについて解説します。
●次回→「アトピーがぶり返してしまったら」
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