完治より大切なこと。(軽症アトピー改善例 スノーマン君 6歳 男児)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
今日は軽症アトピーを改善させた、スノーマン君(6歳)についてです。
スノーマン君のうでの内側に症状が出始めたのは、四歳ごろ。
出たり引っ込んだりを繰り返していたので、お母さんもあまり深刻にはならず、肌が弱いのかな、と考えていました。
しかし、スノーマン君が小学校に入学してから、症状が慢性的になり、また、ひどくなってきました。
皮膚科に連れて行くと、アトピーと診断され、お母さんはびっくり。
お母さんの許可を得て、以下にお母さんのメッセージを抜粋します。
(以下、改行は佐々木です)
↓↓↓
(中略)
皮膚科でいただいたステロイドを塗って、最初はよくなったんですが、効き目が切れると内側から湧き出るように症状が出てきて、ステロイドの効き目で消えているんだなとわかりました。その感覚もどんどん短くなるので、そのうち不安になっていきました。
試しにステロイドを塗らないで様子を見たところ、どんどん皮膚の状態が悪化し、服がぬれるほどの浸出液が出てきて、えっ、最初より悪化してる!と真っ青になりました。
なにかが違う!どうしよう!と思い始めたとき、昔の友達と飲み会があって、その一人が佐々木さんの本を教えてくれました。
すぐキンドルを買って電車で読んで、こういうことか~と興奮。
加工食品は、総菜パンや、レンチンしてできるピラフやハンバーグなど、ファミレス的メニューが増えていました。
まずそれをやめ、和食にすると、ぶり返しのスピードがぐんっと遅くなり、薬の量を減らすことができました。
(和食と言っても、刺身とか、レンチンする煮魚とか缶詰とか加工食品を多く使いましたが・・・。朝食は焼きそばパンなど食べさせていましたがおにぎりにしました。
給食は栄養士さんが考えているから栄養的には大丈夫なはずで、そのぶんうちで加工食品が多くなっても大丈夫・・・という考えでいましたが、大きな間違いでした)
(写真は借り物でイメージです)
給食について、スノーマン君のお母さんと同じように考える親御さんは多いです。
確かに、給食の栄養は不足がないようによく計算されているでしょう。
しかしアレルギー児の場合、問題になるのはむしろ給食の「栄養過剰」です。
私も子どもたちの給食献立をつねにチェックしていますが、とくに油と糖分が過剰だと感じます。
ですから、給食が始まったら、献立にあわせて、家庭の食事から「過剰に食べてしまった分」を「引いて」いかなければならないんです。
学童のおやつは毎日ヤクルトやジュース、スナック菓子、グミなどです。
仕事をやめるわけにいかないし、給食や学童のおやつを食べないっていうのもかわいそうなので、いまのまま様子を見るという感じです。
(中略)
ステロイドは最初より弱くなったし、使う量も減りました。
治ってはいないけれど、どうしてこういうことになったのかわかったのと、食べ物とステロイドをちゃんとすれば治るっていうのもわかったので、不安なく向き合えるようになったことはとても大きな変化です。
いまは、(スノーマン)の腕を見てため息をつくことがなくなりました。〇〇食べたならしょうがないね~という風にとらえられるようになりました。
(以前は(スノーマン)を「かくからひどくなるんだ、かくな」と責めてしまったこともありました。申し訳なかったと思います)
らくらく研究所の改善例もたくさん読みました。そしてとても参考になりました。
(スノーマン)のことも、よろしかったら使ってくださいね。治ってはいないのですが、佐々木さんの「完治より、怖くなくなることや、生活を楽しむことが大切」っていう考え方にはばっちり当てはまると思います!
スノーマン君のお母さんのメッセージ、本当に、おっしゃる通りだと思います。
何度か書いていますが、わたしはこのサイトに、完治例を並べたいとは思っていません。
とくに、食生活を管理しきれないお子さんが患者であるケースは、なおさらです。
アトピーが完治したら、それはとてもすばらしいこと。
しかし、完治を目的にしてこだわってしまうと、ときとして、また別の問題が生まれることがあるんですよね。
大切なのは、いまを楽しく生きること。
そのために、症状をコントロールするスキルを得ることです。
長い目で見れば悪化していないという状態で、子供時代を乗り切りましょう。
そして、食事と症状との関係について、常に話題にし続けましょう。
「自分の症状と食べたものを関連付けて考えられる力」をつける。
それは、お子さんがアトピーを患っているからこそできる食育であり、
お子さんの将来を、アレルギーだけではなく、さまざまな現代病にかかるリスクからも、守ってくれますよ。
スノーマン君、おかあさん、ご協力ありがとうございました!
お母さん、夜勤の多い大変なお仕事、お母さん自身もご自愛くださいませ。
またいつでもご連絡くださいねヽ(^o^)丿
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