手湿疹が改善! 「一生治らない」は誤解でした。(風さん 40代女性 重症の手湿疹)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
今日は、手湿疹がよくなった風さんをご紹介します!
手湿疹とは、簡単に言うと手が荒れて、腫れたり、かゆかったり、痛かったりが続くこと。
正式には慢性刺激性接触皮膚炎と呼ばれる症状ですが、
一般的には、主婦湿疹、手湿疹、手荒れ、などと呼ばれます。
水や洗剤などに日常的に触れる主婦や、美容師など特定の業種に発生しやすい疾患とされています。
病院では、ステロイドの処方しかしてもらえませんが、
このサイトの読者さんで、アトピー改善のための食事療法によって、家族の手湿疹が改善するということが頻発。
(2017年1月発行)
そのことから当サイトでは、
おそらく手湿疹にも食事療法が有効であるケースが多かろうと考えています。
風さんは、長年手湿疹に苦しんでおられましたが、
拙著を読まれ、食事療法を実践され、大きく改善。
そして、苦しむ方の参考になればと、
noteというメディアに、こんな素敵なページを作られ、
アレルギー改善のための日々の食事を掲載し続けてくださっています。
(文章が落ち着いていてハイセンスで、とっても読みごたえがあります。
アレルギー改善食以外のカテゴリの記事もお勧めです(*^_^*)!)
さらに今回、
当サイトのために、写真と当時の記録をご提供いただき、改善例として記事にさせていただくことができました!
風さん、感謝します!
この記事が手湿疹に悩む方に届きますように(^^)/
■写真
<before>
ひらいている手が左手、横からの画像が右手です。
これはだいぶマシな方です。ひどいときは写っている水泡が両手全体に広がります。
<after>
近頃のステイホームで甘いものの摂取量が増えたので、部分的には荒れていますが。
■経過
(食事以外の写真やイラストは借り物です)
【幼少期】
特に関節部分がよく荒れて出血していました。
当時は結構めずらしかったのであちこちで検査したり病院へ通ったり、無農薬の野菜を食べたり、天然のドクダミ草を煮出して飲んだりしていました。
小学校高学年には荒れも痒みもなくなっていました。
【手荒れ】
症状は、夏は水泡。それが破けて出血荒れ。
冬は乾燥皮めくれアカギレ。
どちらも痒みを伴い夜中に起きることもありました。
病院へは何カ所も行きましたが、
水虫、主婦湿疹、アトピーじゃしょうがない、一生治らない・・などと言われ病名を知ることや完治を目指すことは諦めました。
それからずっと、通院は※デルモベート軟膏(※佐々木注。最強レベルのステロイド薬)を処方してもらうだけです。
症状がひどくなったら夜に軟膏をたっぷり塗り、綿手袋をして眠ります。
それを数日繰り返して、なんとか生活する感じでした。
ひどい時は水泡で手指がむくみ、鉛筆すらもちたくありませんでした。
一時は洗剤を変えたりシャンプーを変えたり、自己流で脱ステロイドもしましたが、一切良くなりませんでした。
【食事の見直し】
成人済みの娘(アレルギーは花粉のみ)に同じ症状が出たため、自分を実験にして治してやりたいと思ったところに佐々木さんの本を見つけました。
食事改善を始めたのは昨年6月。
そこから自炊で油を使ったのは2~3回程度です。
お昼は職場にお弁当持参です。外食や市販品は油が使われているものが多いので。
夏はサラダにポン酢をかけ、冬はスープジャーにスープを作って入れています。それとおにぎりを持参しています。
最終的にはお米も一時は抜きました。
明らかに良くなったなと思い始めたのは、食事改善を始めて3ヶ月が経った頃です。
洗顔する時にいつもガサガサの手が頬にあたっていたのが、すべすべになって驚いたことを覚えています。
ステロイドは本に従って塗っていました。
以前は酷くなったとき大量に塗っていましたが、食事を変え始めてからは症状が出始めたらすぐにうっすら塗るようにしました。
塗って良いというのは、すごく安心感がありました。
脱ステロイドでなんの変化(酷くなるだけで良くなる変化はなかった)もなかったので。
【現在】
油もですが、わたしの場合お砂糖もだいぶ関係しているように思います。
甘いものを立て続けに食べた時には、少し荒れます。
その時はすぐステロイドを塗りますが、使用頻度はほんとうに減りました。
こういう風に自分のことが分かって、コントロールできるようになったことは大変ありがたいです。
食べるものを減らして、相性の悪い食べ物がわかりました。
牛乳を飲むと下痢をする・・など。
いろいろ食べていた頃は自分の状態のせいかと思っていたのですが、食材を減らしたことによってどの食べ物が何に影響しているのか分かりやすくなりました。
余談になりますが、この食生活になって手荒れだけでなく顔の粉ふきとかかとのガサガサがほぼなくなりました。
かかとは冬に必ず切れてしまい、歩くのに痛みを伴っていました。これがなくなったこともびっくりです。
あと体重が8キロほど減りました。
今年2月の会社の健康診断で「尿酸値が低い」と言われたので・・そこからお肉とお米をもう少し積極的に食べるようになりました。
経緯としてこんな感じです。
食生活で困ったことは特にはないですが、やっぱり甘いものが食べたいということくらいでしょうか(笑)
でも何をするにも手を使いますので、食事だけでこの状態を維持できるということはとてもありがたく感謝しています。
【現在の食事例】
note「よそじの台所から」より、最近の一日のお食事の写真をお借りしました。
風さんの、シンプルで美しい食卓の写真がたくさんありますので、皆さんもぜひご覧ください!
●昼食
●夕食
風さん、改善、おめでとうございます!
今も手湿疹の症状に苦しむ方にとって、風さんのケースは改善のおおきな手がかりになると思います。
また、お菓子(油はもちろん、砂糖)が炎症の症状に関与しているケースも、やはり多いようです。
手湿疹や、アレルギー疾患をお持ちのみなさん、油やたんぱく質だけでなく、砂糖にも注意してくださいね。
そして、もう一つ注目していただきたいのが、
風さんは、デルモベートという最強レベルのステロイドを長年使っていらしたわけですが、
いま、使用量と頻度が順調に減ってきているということです。
当サイトは、脱ステロイドに反対しています。
食事療法と併用すれば、ステロイドは味方ととらえています。
食事療法によって、真の原因を体内から減らしていき、
さらにステロイドで皮膚表面から働きかけてこそ、症状は治まっていくのです。
「ステロイドは使い始めたら最後、どんどん強くなり、
最強レベルが効かなくなったら、最後はひどいリバウンドが!」
↑↑↑
よく言われることですが、
食事療法と併用して使用した場合、そのようなことはまず起きませんので、安心してくださいね。
風さん、ご協力本当にありがとうございました。
今後ともすてきな記事を楽しみにしております。