「カップラーメン食べたい！」息子の野望

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました！
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
 
先日のこと。
 
子供たちとおやつを食べている時、
どんな流れだったか忘れたけれど、将来やってみたいこと、が話題になりました。
 
長女C（年長）は、
外国旅行をしたい、だの、お化粧してみたい、だの、うふふそうなのね、って感じのこと。
 
そして長男P（小3）は、
「そうだなあ・・・」としばらく悩んだ後、
 
とってもうっとりした顔でこう言いました、
「カップラーメンをいろいろ食べてみたい」
 
 
■息子の夢をかなえてみた
なんでも、友達同士でよく、どのカップラーメンが好きか、話題になるらしく、
Pはそれを聞きながら、そんなにおいしいのか、いつか俺も・・・と夢を膨らませているらしいのでした。
 

 

そういえば、カップラーメン、食べさせたことないなあ。
 
私が、料理が好きなものだから、昔からあんまり買おうと思わなかったし、
子供たちのためにアレルギーの食事療法を始めてからは、やはり、そういうインスタント食品を控えていたので。
（主人はたまに、どん兵衛とかを夜食に勝ってきて食べておりますが）
 
「そうか・・・それで食べてみたいと・・・」
 
「あっ、でも、今じゃないから。
今は俺の喘息によくないんでしょ?　そういうの」
 
そうだね、と言いかけて、
・・・いや、それってビビりすぎじゃない?　と自問する私。
 
Pはもう何年も喘息的な症状は出ていない。
給食でかき揚げを食べて運動しなかった時だけ、ちょっと夜に咳き込んでいたけど、眠れる程度だったし・・・。
 
給食のメニュー表を見ると、翌日はちょうど和食でした。
 
「P、明日のおやつ、カップラーメンにしてみたら?」
 
「えっ、いいの?」
 
「いいよ。スーパーでじっくり選んで決めてね」
 
「やったあ!」
 

そしてこれが、そのしあわせなおやつタイム。

結局「ノンフライめん」を選んじゃうところが泣けたけれど（笑）、
本人いわく、それには後で気づいたらしい。
 
ものすごくおいしかったそうです。
よかったね、これで友達に「俺の好きなのは・・・」って語れるねヽ(^o^)丿!
 
 
■食事を整える理由
何度も書いているように、
私は、アレルギーの原因になりえる食品を食べさせることで、子供に学んでほしいと考えています。
 
食べすぎて、アレルギーが再発することでこそ、学べることがあるだろうし、
それを繰り返すことで、自分の身体の限界を知ることもできるだろうと思うからです。
 
そうやって、「〇〇食べたい!」という思いと、健康とを天秤にかけて、
悩んで、迷って、折り合いをつける練習をしてほしい、
 
自分で自由になるお金を手にして、飽食の大海へ出ていく年代になる前に。
 

 
そして、最近もう一つ思うのは、
やはり子供に、自分の欲求がそこそこかなう楽しい幼少期を生きてほしい、ってことです。
 
今の時代、電波の届かない山奥にでも住まない限り、
子どもの五感から「おいしそうなジャンクフード」を隠し切るのは無理だと、日々感じます。
 
ダメと言われ「なぜ自分だけ?」という表情でしずむ子供の顔に、わたしは胸が痛みます。
理由を丁寧に説明したところで、「なぜ自分だけ?」という疑問は有り続けるでしょう。
 
もちろん、すべて周りと一緒にしなければならないということではないのだけど。
私はつねに「私、かたくなじゃないかな?」という問いかけを、自分に向けるようにしています。
 
「健康で長生き」が目的化してしまったら、「今」を見失ってしまいそうで。
 
まず「今」を、そこそこ楽しく生きてほしい。
生きるって楽しいな、長生きしたいなって思えるような日々を積み重ねてほしい、
 
食への真の興味も、そこから始まるのではないかなあ、
 
・・・って、ママは思うわけよ」
 
「そーかー。
 
・・・じゃあまたカップラーメン食べていいの？」
 
「うん、いいよ」
 
「やったあ！
つぎは味噌味食べてみたいんだ!　〇〇（クラスメイト）が一番好きなんだって!
 
・・・でもさ、毎週じゃなくていいよ、
 
うーん・・・
すごく何か頑張った時とかでちょうどいいんじゃない？」
 
我が子の食育、成功してるっぽいぞ！（笑）