玄米って、なんだ!
サイトをオープンしたら、描きたいマンガがたくさんありました。
でも、いざオープンしてみるといろんなことに追われ、思うように準備ができず。
ほんとは今も、準備は完全ではないです。
でも、そんなこといってると永遠に何も描けそうにない!!!
・・・ので、とりあえず描きはじめてしまいました。
玄米について。
これは、私がこの活動を始めてから気になり始めたテーマであり、
いつかしっかり向き合おうと決めていました。
そして、今回、いろいろと調べてゆく中で、実感したことがあります。
それは、今の日本において、玄米とはなにか、という問いは、
情報リテラシーを学ぶ、恰好のテーマだということです。
(情報リテラシーとは、身の回りにあふれる情報を活用するスキルのこと。)
「情報」というもの。
あなたはそれが、ただのデータにすぎないと思っているかもしれません。
実は私は、そうは思いません。
私のイメージはこんな感じです、
情報とは、生き物である。
人々の不安や、焦りや、期待や、あこがれや、利害関係や、損得勘定を食料に、
際限なく形を変え続ける生き物である。
そのイメージは、玄米について調べてゆく過程で、次第に強くなりました。
そうであるならば、私たち子どもの養育者は、どうやって情報をえらぶべきなのか。
優しげなイメージや、わかりやすさや、インパクトの強さに飛びついて、
思ってもみなかった潮の流れに、とんでもない方向へ流されてしまわないために。
そんなスキルについても触れながら、マンガを進めてゆくつもりです。
そして、もう一つ。
その過程で、佐々木が、ある個人や、団体や、勢力の情報発信のあり方について、
「問題があると思う」と言及する回が出てくると思います。
ただ、それは、「情報発信のあり方」についての批判であって、主義主張そのものに
ついて批判するものではありません。
わたしは、玄米について一家言ある向きは、賛成派であれ反対派であれ、人の健康を
願う気持ちが根底にあると感じています。
ただ、玄米についての情報は、錯綜しすぎている。
それぞれの活動が、それぞれの目的を達成するためには、まず、情報を精査し、整理する必要がある。私はそう感じました。
現代食は体に悪いから・・・という不安から、玄米を食べ始めた方や、
癌になるらしいから・・・という不安から、大好きな玄米をやめてしまった方が、
納得と安心のもとに、自分で、玄米についての主体的な選択ができるようになったらいいなあ。
このマンガがその一助となりますように。