花粉症にヨーグルトが必要ない理由 その3(終)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
「花粉症にヨーグルトが必要ない理由 その1」では、
腸内環境を整えるには、ヨーグルトをとるよりも、
まず油・畜産物・砂糖を控え、繊維質たっぷりの和食を食べるほうが近道であること、
「花粉症にヨーグルトが必要ない理由 その2」では、
ヨーグルトの動物性乳酸菌よりも、納豆やみそなどに含まれる植物性乳酸菌のほうが強いから、和食のほうがお勧めであることを書きました。
今日は最後に、花粉症がどのように始まったかを振り返ってみましょう。
■和食がおすすめです
さて、花粉症が始まったのは1963年です。
それまでの期間、日本に花粉症患者はほぼいなかったわけです。
(拙著『花粉症が治ったよ! マンガでわかる体質改善』より)
日本に花粉症患者はほぼいなかった期間、ヨーグルトはまだ日本に普及していませんでした。
ですから、
そもそも、ヨーグルトが花粉症予防や改善の必須アイテムであるはずがないんです。
1963年に始まった花粉症は、その後、現在に至るまで増え続けています。
1960年代は、油、畜産物の消費が急増した年代でした。
(「アレルギー性鼻炎」とあるのが花粉症)
こちらが、日本人の食生活の変化のグラフ。
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油脂や畜産物の増加の時期、花粉症の急増の時期、どちらも1960年代であることがわかりますね。
当サイトが紹介している食事療法の生みの親、永田良隆医師は、
この二つが関係しているのではないかという仮定から、和食に戻す食餌療法をあみだし、アレルギー患者の治療にかつてない成果を挙げられました。
ちなみに、ヨーグルトの本格的な普及は70年代。
そう、この時期に消費が急増した畜産物の一つがヨーグルトだったわけですね。
■和食がおすすめです
「畜産物の急増が日本人の腸内環境の悪化につながっているとしたら、
つまり、畜産物であるヨーグルトは花粉症によくないってこと?」
あなたがそう思われるなら、それは早合点だとおもいます。
問題は、ヨーグルト単体のいい悪いではありません。
この時期に、日本人の食生活が大きく変わりすぎたということです。
どんなよいものでも、「過ぎたるは及ばざるがごとし」。
消化が追い付かないほど食べてしまえば、栄養は一転、あなたの健康に害をなすものとなるのです。
大切なのは、
「私たちは、日本人らしくないものを食べすぎている」と気づくこと。
何を食べればよいかではなく、何をやめればよいかが重要なのだと、考えをシフトすることです。
もしもあなたに心当たりがあるのならば、ぜひ、食卓を和食に戻してみてください。
そして、ほぼノンオイル調理で、魚と具だくさんの味噌汁をマストアイテムにして過ごしてみてください。
おやつはおにぎりか果物で。
一週間もすれば、きっと効果を感じることができるはずです。
今日は腸内環境についてのみ解説しましたが、花粉症が和食に効く理由はほかにもあります、
もっと知りたい方は、こちらのマンガをどうぞ。
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あなたの花粉症がよくなりますよう、祈っています。