アトピー? 原因不明? 皮膚科放浪記。(ネコバスさん 30代女性 アトピー? 原因不明の顔面の肌荒れ)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
今日は、サイトの読者さん、ネコバスさんの改善例をご紹介します。
1 写真とアンケート
2 パパの花粉症がひどかったころの食事。
3 パパの花粉症を食事で改善!
4 ストレスと、肌荒れ発症
5 アトピー? 原因不明? 皮膚科放浪記
6 肌荒れがよくなった! ~食事編~
7 肌荒れがよくなった! ~運動編~
8 混ぜるだけ!簡単バランス☆サンマ蒲焼き丼
■改善前、改善後。
ネコバスさんは、二児のママさん。
当サイトの設立当初からの読者さんで、大切なお友達です。
そんなネコバスさんが、原因不明の顔面の肌荒れに襲われ、それを克服なさるまでの経緯を連載にしていきます。
かつてはけっこう畜産物中心の洋食系の食生活を送っていたネコバスさんですが、
ご主人の花粉症改善のために、佐々木の『花粉症が治ったよ! マンガで分かる体質改善』の食事療法を実践!
取り組みは晩御飯のみでしたが、ご主人はびっくりするほどの改善をみせました!
ブラボー、ネコバスさん!
しかーし!
ほどなくして、今度はネコバスさんが重なるストレスで胃腸の調子を崩し、やがて、顔面にひどい肌荒れが・・・!
■皮膚科放浪記
「肌荒れが始まった時から、『食』が症状に関わっていることは、私としては明らかだったんです。
胃腸の不調がもとで症状が始まったし、
食事の内容によって、症状をある程度コントロールすることができたから。
私としてはその実感を、お医者さんに、診断の材料にしてほしかったんですが・・・」
●一軒目(皮膚科医)
「一軒目の先生は、顔を見ただけで、『花粉症みたいなものだ』って。
ステロイドを処方されました」
「えっ、花粉症?
何で花粉症? くしゃみとかしてたんですか?」
「いや、してませんけど・・・。
診断には納得してなかったんですが、薬は使いました」
●2軒目(皮膚科医)
「2軒目では、肌の状態をよくみてくれました。
で、『普段使っている化粧品などが影響してこうなった』というような見立てのもと、いろいろと処方してくれました。
お薬はプロトピック、
普段使うものとして、シャンプー、リンス、オールインワンゲル、
ある化粧品メーカーの試供品が出されました。
それから、保湿剤は、ヒルドイドのジェネリックが出されました」
「つまり、肌表面で起こっている問題だという診断だったわけですね」
「そうですね。
そして確かに、その試供品などの使い心地はよかったです。
なので、ここにはしばらく通いました」
「なるほど。
ちなみに、プロトピックは比較的新しい非ステロイドの免疫抑制剤ですね。
刺激感が強く、使いにくいという声もあるようですが、使用感はどうでしたか」
「はい、塗ると、かゆくて、熱くて、痛かったですね。
塗っていれば軽くなると言われて使っていました。
確かに塗るとよくはなりますが、やめると戻ってしまうという感じでした」
「食べ物が影響していると思う、という話はしましたか?」
「はい、しましたが、『そんなわけない』と言われました」
●3軒目(総合病院の皮膚科医)
「三軒目の病院には、アレルギー検査をお願いするつもりで行きました。
そのころ、周りの人間が、私が食物アレルギーじゃないかと心配していたものですから。
でも、そこの先生は、すごーく偉そうで!
『白い巨塔』ってドラマ有るじゃないですか、あれに出てきそうな感じで!
その先生に、
『食べると症状が出るから、アレルギー検査をしてほしい』って言ったら、
『そんなわけはない! それならばたらこ唇になるはずだ! あんたはたらこ唇じゃない!』
って怒りだしちゃって!」
「(爆笑)」
「で、アレルギー検査の食品リストを見せられて、
『アンタがやりたいなら検査をやる、
調べたい項目はどれだ! 一回8個までだ、どれとどれだ!』
ってものすごく高圧的に言われて、
豚と、牛と、乳製品とか、疑っていたものを慌ただしく選んで、血液検査して・・・」
「結果は?」
「『陰性でした!』で、終了!
もちろん2度と行かなかったですけどね」
「とりあえず食物アレルギーでないことはわかったわけですね。
しかし、先生各々の信念がおありなのはいいとして、
少なくとも、患者の不安とか、希望に、寄り添ってほしいものですね」
「まったくですね」
●4軒目(皮膚科医)
「四軒目の先生には、まずは蕁麻疹だとの診断を受けました。
そのときもらったプリントにマスト細胞の説明があって、
『あ!愛さんの漫画にもあったアレだ! この皮膚科が、一番感覚に近い!』と思ったんです」
「マスト細胞と言えば、免疫をつかさどる細胞。
マスト細胞の働きは食事に大きな影響を受けると、私の漫画では解説してますから、ネコバスさんのなかで納得がいったわけですね」
「そうなんです、
しかも、その先生は、私が食事と症状の関連を話しても、否定はしなかった。
『うん、そうだね』はなかったけど、否定はしなかったんです。
それで、初めてだ~! と感動して、ここに落ち着こうと決めました」
「やっと放浪が終わったわけですね! お疲れ様です!
それで、処方は?」
「保湿剤などは、二軒目の皮膚科の処方を引き継いでもらいつつ、
じゅくじゅくのところにはステロイド、
そうじゃないところにはプロトピックを処方されました。
やはり、使い続けるとよくなるよ、と言われました」
■結局、病名は?
「なるほど。
つまり、診断は皮膚科によっていろいろだった。
アトピーだろうと言われたことはなかったんですか?」
「なかったですね」
「そうですか。
とはいえどの皮膚科でも、基本的には、
『薬を塗り続ければいずれ・・・』っていうスタンスだったわけですね。
ネコバスさん的には、その効果を実感できましたか?」
「いいえ、
ステロイドにしろ、プロトピックにしろ、塗れば一時的には治まります。
けれど、効き目が切れれば症状は出ました。
だから、自分としては、
『うーん・・・食事で出たり治まったりするんだけどなあ』
っていうのがずっとありました。
でも、そういうこと言うと、お医者さんは不機嫌になると知りました」
「私も経験があるので、よくわかりますよ。
説明すればするほど呆れ顔をされてしまう。
すごく厚い壁を感じますよね。
それは、こちらの漫画で解説したような事情があるのですが・・・」
↓ ↓ ↓
「今の時点では、その壁を壊そうとするより、
お医者さんにはおとなしくお薬をもらいつつ、
自分が自分の主治医になり、食事管理をすることの方が近道だと思いました」
「そうですね、私も同意見です」
●次回「6 肌荒れがよくなった! ~食事編~」に続く
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