花粉症にヨーグルトが必要ない理由 その2
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
さて、前回「花粉症にヨーグルトが必要ない理由 その1」では、
腸内環境を整えるには、ヨーグルトをとるよりも、
まず油・畜産物・砂糖を控え、繊維質たっぷりの和食を食べるほうが近道だと書きました。
それを読んで、こう思われた方もいるかもしれません、
「じゃあ、腸内環境を荒らす食べ物を控えて、繊維質もたっぷり取ったうえで、
ヨーグルトを毎日食べればいいんじゃないの?」
じつはそれも、あんまりお勧めできません。
と、いうのは・・・。
■動物性乳酸菌は腸まで届かない
花粉症改善にヨーグルトが必要ないもうひとつの理由は、
実はヨーグルトの乳酸菌は生きて腸まで届かないからです。
ヨーグルトの乳酸菌は動物性乳酸菌。
乳由来の乳糖を餌とする菌で、チーズなどにも含まれています。
これは、すごく酸っぱいところとか、すごくしょっぱいところとかのハードな環境では生き残れない、わりとデリケートな菌なんです。
だから、胃酸で死んでしまう!
ただ、乳酸菌は死んでいても腸内で有効活用されるので、無駄にはなりません。
(たとえば、カルピスとかヤクルトの乳酸菌も熱処理されてすでに死んでます)
とはいえ、もちろん、生きて届いて生き生きと仕事ができるに越したことはありません。
では、すごく酸っぱいとか、すごくしょっぱいとかのハードな環境でも生きられるハードな菌があるのでしょうか。
実は、あるんです。
植物性乳酸菌というのがそれです。
■植物性乳酸菌はとっても強い
植物性乳酸菌は、植物由来の糖を餌にする菌。
ご覧のように、植物性乳酸菌はハードな環境に強いです。
胃酸にも負けず、しっかり腸まで届いて生き残ります。
しかも、植物性乳酸菌は種類が豊富。
様々な環境でタッグを組んで生き残り、たくましく繁栄していきます。
摂るならば断然、植物性乳酸菌の方がおすすめです。
そんなすごい菌が入った食品は、きっと高いんだろうって?
いやいや、そんなことありません。こんな食べ物に入ってます。
↓ ↓ ↓ ↓
そう、私たち日本人におなじみの食べ物です。
身近で、安くて、無理なく毎日食べられる食品ばかりですよね。
だから、私たち日本人は、わざわざヨーグルトに手を出す必要はないんです。
もっと強力な味方がいるんですから。
■「生きて腸まで届く」系のヨーグルト
すると、こう思う方もいるかもしれません、
「でも最近は、腸まで届く乳酸菌というのがあるじゃないか。
豆乳ヨーグルトという、植物性乳酸菌を使ったヨーグルトもできたし」
たしかにそういう商品は最近増えてきましたね。
(このことは、「今までの普通のヨーグルトは生きて腸まで届いていなかった」ことを物語っています)
しかし、食卓には全体の調和が大切です。
ヨーグルトは、和食の調和を乱します。
たとえば朝、ヨーグルトを食べようとすれば、傍らにはパンがほしくなります。
そしてマーガリンがつき、カフェオレがつき、目玉焼きがつき・・・、ということになりかねません。
それよりも、朝は納豆ごはんと具だくさんの味噌汁はいかがでしょう。
繊維質と乳酸菌がたっぷり取れ、不要なものは入りません。
このような調和を乱してまで「ヨーグルト」という要素にこだわらなくてもいいんです。
●次回「花粉症にヨーグルトが必要ない理由 その3(終)」に続く。