そのチョコ、ほんとにチョコレート? ~準チョコってなんだ~

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2019年1月29日 火曜日

そのチョコ、ほんとにチョコレート? ~準チョコってなんだ~

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
今朝、子供たちと行った公園にて。
若いママさん二人が、きたるバレンタインデーについての立ち話をしていました。
 
「ところでさあ、
チョコって、『準チョコ』って書いてあるやつあるの、わかる?」
 
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「わかる、気になるよね、あれなんだろうね。
やっぱさ、『準』だから、ちょっとグレードが落ちるんじゃないの」
 
「『準優勝』みたいな?
たぶんさ、傷ついたリンゴみたいな感じ?」
 
「あー、そうか、それじゃああたし準チョコでいいや~、
傷ついた林檎で全然気にしないタイプだから~」
 
「あたしもー! 食べちゃえばわかんないしねー!」
 
「ちょっと待ってー、ママさん!
私も傷ついたリンゴは全然買っちゃう方なんだけど!

 
準チョコは傷ついたカカオからつくられたわけじゃないんだよう!
成分が違うんだよう~!!」

 
って、言えなかったので、
「そういう時はここに書いてアップ!」シリーズを、今日もやってみます(笑)
 

 
 
■チョコレートとは何か。
 
チョコレートと準チョコレートの違いの前に、
そもそもチョコレートって何なのか、を知っておきましょう。
 
チョコレートの主な原材料はカカオ。
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原産国は主に南米です。
高温多湿の気候が、カカオの木を育てるのです。
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以下が、原産国で行われる行程。
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発酵? と思った方も多いのでは?
そう、チョコレートは実は、発酵食品なんです。
 

発酵が済み、乾燥させた状態で、カカオ豆は日本に届きます。
 

以前、この状態でのカカオ豆を口にしたことがあるんですが、まったく甘くない、チョコレートの風味がする木の皮・・・みたいな感じでした(笑)
 

以下が、日本で行われる行程です。
 
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(以上、ロッテHPより転載)
 
チョコレート製品を作る行程はものすごく大変で、繊細。
「こんなんやってたら、チョコ、そりゃ高くなるよね」という感じがします。

 
 
■「チョコレート」と「準チョコレート」
さて、日本に届けられたカカオ豆は、粉砕されてから、
乳製品や砂糖や油分などの原材料をプラスして、チョコレート製品を作る為の「素」的な製品がつくられるわけですが、
 
この「素」の種類には二種類あります。
それが「チョコレートの素」と、「準チョコレートの素」
 
「チョコレートの素」とは、カカオ豆由来の成分をたっぷり使って作られたもの。
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一方、「準チョコレートの素」とは、カカオ由来の成分を少な目に抑えて作られたものです。
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で、これらの「素」を使って、いろんなチョコレート関連商品が作られるわけですが、
 
この「チョコレートの素」を商品の全体量の60%以上使ったもの!
それだけが、商品名を「チョコレート」と名乗ることが許されます。
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↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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さらに、この「チョコレートの素」をコーティングしたり、練り込んだりして作られたお菓子を、「チョコレート菓子」と呼びます。
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一方、
「準チョコレートの素」を全体量の60%以上使った商品が「準チョコレート」と呼ばれます。
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↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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つまり、この時点で、商品中のカカオ成分が占める割合は最低で一割を切ります。
 
さらに、この「準チョコレートの素」をコーティングしたり、練り込んだりして作られたお菓子を、「準チョコレート菓子」と呼ぶわけです。
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この「準チョコレート菓子」に至っては、カカオ由来の成分はエッセンス程度という商品もあることになります。
(実際は着色料が使われるので、こんな色はしていませんが、カカオ由来成分の濃度をわかりやすく表してみました。)
 
 
「えー、それでもいいじゃない、
準チョコレートっていったって、ちょっとはカカオ成分が入ってるってことでしょ。

 
カカオ成分には健康効果があるんだから、ちょっとでもとった方がいいんじゃないの?」

 
そうですね。
カカオ成分単体でとれるなら、ちょっとでもとったらいいかもしれません。
 
しかし、問題なのは、
準チョコレート製品の、カカオ由来の成分を抑えるぶんくわえられる、植物油や、砂糖や、香料などの添加物。
準チョコレート製品を食べると、これらを大量にとってしまうことなのです。
 
 
●次回「準チョコレートに健康効果は望めない」に続く。




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