魚嫌いな子供も食べる! 湯煮 ~タラ編~
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
前回に引き続き、魚の湯煮という調理法についてお送りします!
まず、湯煮とは、
北海道の一部ほかの伝統調理法・湯煮の作り方はとても簡単。
1 魚の切身全体に薄く塩を当てる
2 鍋かフライパンで沸かした湯に、少量の酒を入れる
3 魚を入れ、沸騰しない火加減で3~5分加熱し、取り上げる
魚に塩と酒を同時に当て、3にしてもよい。
味付けはネギとポン酢の「和風」や、バター醤油に黒コショウの「洋風」、醤油、ショウガ、ネギ、豆板醤、ゴマ油で和える「中華風」など。調味料次第で、装いはガラリと変わる。
(以上、魚食にっぽんさんのHPよりコピペ)
なんでも、
塩が臭みを表面に出し、
日本酒の有機酸が、表面に出てきたさかなの臭みを分解し、
沸騰させない温度を維持することで、うまみ成分を閉じ込め、
(魚は100度以上で加熱すると油が酸化し、うまみが流れ出す)
ゆでる(全体を万遍なく加熱)ことで、短時間でタンパク質を凝固させ、
・・・結果、臭みをけし、うまみを閉じ込めることができる、とのこと!!!
しかも、魚焼きグリルも汚れない、
おなべやフライパンをさっと洗うだけだから、ものすごく後片付けがラク!
この湯煮で調理したぶりを、わが家の生臭みが苦手な長男(小2)に出したところ、
めでたく完食!
(詳しくは前回の記事「魚嫌いの子供も食べる、湯煮ってナニ? ~ブリ編~」を)
湯煮、期待できるかもしれないぞ!
こうなったら、長男が苦手なものに次々挑戦してみよう!
ってことで、今日はタラの湯煮に挑戦します!
■タラの湯煮
タラって、独特の刺激臭みたいなのがありますよね。
つんとくるっていうか。
実は私もちょっと苦手だし、
数年前、ムニエルにしたのを長男に顔をしかめて吐き出されてから、わが家の食卓には上っていません。
(まああの当時は私も無知で、ふり塩すらしていなかったから、相当においがしたんだろうな・・・)
これを長男が完食したとしたら、すごいことです。
で、こちらを購入。鮮度は問題なし!
まずふり塩をして五分おき、
(本来はない行程ですが、ちょっと不安だったので、)
出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取り、
(私の手の甲には「プリン」「漢字ノート」って書いてあります・・・買い物リストです(笑))
魚がすべてかくれるぐらいの水+水の1割の分量の酒を沸かし、
火を弱めて魚を投入、以後3~5分、ぐつぐつの直前の火加減で火を通します。
(ここでイヤイヤ期の次女が駄々をこねはじめ、写真撮影の余裕がなくなります(笑))
で、火が通ったタラをざるにあけ、
バター醤油でもかけて食べさせようかと、骨を取っていたら、
身がほろほろ・・・ほろほろ・・・とすべて崩れてしまいました(笑)
おそらく火を通しすぎたのでしょう。
なので、急きょ予定を変更して、中華風の和え物にしました。
塩もみしたキュウリと、タラを、おろしにんにく、レモン汁、中華だし、醤油、胡椒で味付けしました。胡麻も入れました。
それでは長男さんに食べてもらいましょう!
■実食!
このときになっても、なぜか号泣しているイヤイヤ期の次女。
それに付き合っていたら、長男の「タラひと口目」の反応を見逃してしまいました!
気がつくと、
なにー、普通に食べている!
しかも、メインのサバ、そっちのけで食べているではないか!
「P、その白い魚、どう?」
「うまいよ、ご飯に乗せたいんだけどもっとないの?」
うまいよ、ご飯に乗せたいんだけどもっとないの?
うまいよ、ご飯に乗せたいんだけどもっとないの?
うまいよ、ご飯に乗せたいんだけどもっとないの?
・・・と、リフレインして固まってしまうぐらいの衝撃!
結局、長男は1杯目をタラで完食(2杯目をサバで完食)。
ちなみに長女、次女も食べられました。
そして確かに、今日のタラは今まで私が出したタラとは違いました。
つんと来ない。クセがあんまりない。
だけど、柔かいし、うまみは残っている、という感じ。
・・・湯煮! これは、イケる・・・!
ちなみに、数日後、
同じくタラを、日本酒をケチって湯煮にしたら、「くさっ」と一蹴されました!
日本酒はケチってはいけません!
きっちり一割、あるいはそれ以上、入れましょう。
何故ケチったかというと、
料理用に買ったお安い清酒を切らして、飲む用の上等な純米酒しかなかったからです・・・(笑)。
・・・ってことで次回は、あのお魚の湯煮に挑戦します!
海の底にいて、皮にけっこうくさみがあるけど、煮つけが人気のアイツ。
そう、カレイです!