避難所に行かずに済む! 食糧/主食の備え編 乾パンはもう古い? (大地震への備え、今年のうちに! 4)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
1 避難所に行かずに済む! ための防災グッズとは?
2 トイレの備え編
3 水と、ガスコンロの備え編
4 食糧/主食の備え編 乾パンはもう古い?
5 食糧/ローリングストックのススメ編
近年、大地震が続いていますね。
2011 東海地方太平洋沖地震
2016 熊本地震
2018 北海道胆振東部地震
そして現在、
南海トラフ地震と、首都直下型地震が、いつ起きてもおかしくないと言われています。
これらの地震は、私たちが経験したことのないほどの被害をもたらす可能性があるそう。
(こんなプレートの重なりの上に日本列島があるんだもんなあ・・・)
繰り返されるそんな報道に、防災袋
を整えた方も多いでしょう。
↓ ↓ ↓
もちろん、それは必要!
しかーし! それでは不十分です!
最も重要なのは、
ストレスフルな避難所に行かずに済むための、自宅で生き延びる備えなのです。
避難所に行かずに済む備え、第4回目の今日は、
食糧/主食の備えについて、解説いたします!
■乾パンはもう古い?
非常食=カンパン、という発想、ありますよね。
乾パンは長い間、備蓄食品の一番手でした。
保存がきく炭水化物だもん、これさえあれば安心!
しかーし!
実際問題として、乾パンを主食として生活するのは、ちょっとキツイ。
最近の震災においても、乾パンについては、
・硬くて、お年寄りや子供には食べにくい
・ぱさぱさしていてのどが渇く
・食べ飽きる
などの感想があったようです。
そして、
ここ何十年かの間に、大規模な震災がいくつも続いたことにより、
備蓄食品はものすごく発展したもよう!
そのなかで、乾パンに代わって主食となる備蓄食品をご紹介します!
■アルファ米と備蓄パン
いま、乾パンに代わる備蓄主食となっているのが、アルファ米と備蓄パンです。
まず、アルファ米とは、炊いた後にフリーズドライにされたご飯。
袋を開け、お湯を注いで15分待てば、ほかほかと温かいご飯が出来上がります。
(ちなみに水でも60分待てば出来上がります)
アルファ米は、最近の震災でも、被災者の方々にとっても重宝されたようです。
もっともスタンダードな尾西さんの商品がこちら、
(画像クリックでAmazonに飛びます)
一袋、お茶碗一杯分。
保存期間は五年。
白米だけでなく、混ぜご飯やピラフなど、12種類のごはんが揃っています。
そして、備蓄パンとは、密閉された容器に入った、長期保存できるパンのこと。
こちらが、もっともおいしいと評判のボローニャさんの備蓄パン。
保存期間は3年間。
プレーン、チョコ、メープルの三種類があります。
■実食!
さて、この主食コーナーを書くにあたり、家族みんなで、商品を実際に食べてみました。
試食用の商品は、池袋のハンズで買ってきました。
せっかくだから地震が来たという想定で、電気を消し、懐中電灯の明かりの中で。
(子供たちを真剣にさせるために、
「すごい地震だったね・・・」「みんな無事でよかった・・・」というお芝居から入りました(笑))
●アルファ米
尾西さんのアルファ米。
作ったのはこの三種類。
中はこんな感じ。指で触ると固くて痛いような感じ。
お湯投入!
「俺がやる!」小2の長男P、興味津々。
15分待ちます・・・。
できた!
食感は、やっぱり多少モソモソしていて、炊きたての若芽ごはんみたいとまではいかない、
でも、あったかくて、味わいのあるごはん。
お湯を入れて15分という手軽さは、災害状況下ではありがたいでしょうね。
しかも、あれこれ買っておけば、「どれにしようかな」的楽しさもある。
そしてやっぱり、ごはんって、落ち着く・・・。
ってことで、アルファ米を備蓄することを自信を持ってお勧めいたします!
・・・ただ、いくつか判明したことも。
1 味付けご飯の味が強く感じた。
どの味もおいしかったですが、
わが家が普段薄味だからか、「おいしいけど、ちょっとしょっぱいね」というのが、共通した感想でした。好み、またはメーカーさんにもよると思いますが。
これに、さらに味のあるおかずを合わせるのは無理。
だからおかずがある場合は白米一択。
これだけで食べるならば、わが家の味覚的には、同量の白米と混ぜる、ぐらいでちょうどよさそう。
2 量が少なく感じた。
一袋はお茶碗一杯分ですが、そもそも普段からそれ以上食べるわが家の住人達。足りやしません。「1人ふた袋だね~」ってことに落ち着きました。
なので、1「味が濃い」も考え併せて、「味付けご飯+白米のふた袋セットで1人の一食分だね!」ってことに・・・。
●備蓄パン
ボローニャを食べてみたかったんですが、ハンズに売ってなかったので、こちらになりました。
味は、オレンジ、黒豆、プチベール(ってナニ?)の三種。
開けるとこんな感じ。
マフィンみたいな形と大きさ。
割るとこんな感じ。
味は・・・濃いめ。
とてもどっしりと油っぽいです。
そして、ふつうのパンとは違う、独特の酸味のような風味があります。
でも、まずくはない。それなりに美味しくいただけます。
非常時なら、これにコーヒーでもあれば、上等! という感じです。
実はこの時、以前自治体の避難訓練の時いただいた、別のメーカーの備蓄パン(缶詰タイプ)も食べてみました。
そちらは風味と油っぽさがもっと強く、とてものどを通らず、私と娘は完食できませんでした。
メーカーによってけっこう味が違うもよう。
わが家では、縁があったということで、上記の商品を備蓄用にすることに。
朝食用として、1人につきこれを2つ、が1食分という計算です。
(できれば果物とかフレッシュなものもつけたいな・・・と贅沢なことを考えつつ)
さて、
実際に食べてみたことで、いろんなことがわかり、
何をどんな割合で、いくつくらい用意したらいいのか、具体的に考えやすくなりました。
また、自分たちが美味しく食べられるものが備蓄してあるというのは安心感があります。
災害時に開けてみて「口に合わない・・・」は悲劇。
特に子供は、気に入らない者はいっさい食べてくれなかったりしますよね。
なので、これらの商品を大量買いする前に、実際に家族みんなで食べてみることをお勧めいたします!
そして量についてですが、
各ご家庭の好みや食べる量など、差があるので、一概に必要量を計算式では表せません。
また、各ご家庭には、その時炊いてあるご飯や、食パン、お餅、乾麺、その他の食糧もあるはずなので、これらの主食用食品をきっちり7日分用意する必要はないかもしれませんね。
その辺も考え合わせてお考えください。
わが家では、5日分の主食をこれらの商品で賄うとして、
朝はパン(1人2つ)、昼と夜はご飯(1人ふた袋)として計算し、大量購入しましたよ。
それでは次回は、食糧/ローリングストックのススメ編です。