給食とアトピーと診断書。
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
「これ以上は無理です。幼稚園に行ってる限り・・・」
うーん、まただ。
そうやって肩を落とすママさん、これで何人目かなあ。
ママさんのお子さんたちはアトピー。
当サイトが勧める、油・畜産物・砂糖を控える食餌療法によって、お子さんたちは劇的に改善した。
それなのに、
「幼稚園の給食を食べると、メニューによっては、全身に症状がでるんです。
おうちのごはんを改善しても、改善しても、追い付かなくて・・・・・・」
ママさんは頭を抱えていた。
(写真は借り物です。これは仕出しのタイプ)
・・・そんなの、アレルギーなんだから診断書をもらって除去食にしてもらえばいいじゃん。
あなたはそう思うかもしれない。
しかしこれが、そう簡単にはいかないのだ。
■「油の診断書」のむずかしさ。
食べ物に様々なアレルギー反応を持つ子供たちが、
給食で「除去食」を受け取る為に必要な、「ある食物を除去する必要がある」という診断書。
それはふつう、
検査や診断によって、アレルゲンと認定された食品に対して出される。
例えば食物アレルギーでは、
病院で血液検査をすれば、その子にアレルギー症状を引き起こす『アレルゲン』がほぽ特定される。
しかし、アトピーの主な原因である油や畜産物は、多くの場合『アレルゲン』ではない。
とくに植物油は、アレルギー検査では引っかからない。
(↓↓↓それについて、拙著『アトピーが消えちゃった! マンガでわかる体質改善』で解説した見開きページ)
そのため、
「油でアトピーの症状が出るから、診断書をお願いしに行った」のに、
↓↓↓↓
「じゃあ血液検査を」ということになり、
↓↓↓↓
血液検査の結果、油の影響を否定されてしまう、ばかりか、
「特定の食品が症状に関わっていることはない」=何食べさせても大丈夫! と太鼓判を押されてしまう、
なんてこともあるようだ。
もちろん、それでもあきらめず、自力で幼稚園などに訴えるママさんもいる。
けれどそういう行動は、周囲との不和を生みかねないし、
そういう行動ができるママさんばかりじゃない。
そんなこんなで、たいていのママさんは途方に暮れてしまう。
私も、それ以上のアドバイスはできなくて、
「『油の診断書をゲットできないママさん』には、その時代をなんとかやり過ごしてもらうしかなさそう」
と思っていた。
しかし、ある日、ある読者の方がこんな連絡をくれた、
「佐々木さん、先日行った皮膚科で、油の診断書、書いてもらえました!」
■電話してみた
きけばそのお医者さんは千葉にある小さな皮膚科だという。
ぜひ、サイトに情報を載せさせてほしい。
私はすぐ電話してみた。
先生は診察中だったが、
応対してくださった看護師さんは、とても親切に私の話を聞いてくださった。
なんと、油や畜産物を控える食事療法について、その看護師さんとはツーカーでお話しができた。
そんなことは今までなかったので、びっくり。
病院全体が、先生の御姿勢を共有しているんだなあと感じ、嬉しくなった。
そしてやはり、先生は、
「油などの、アレルゲンではないけれど、症状の原因となっていると思われる食品」についての診断書を書く機会があるそうだ。
「それが手に入らず、悩んでいるママさんが私の周囲にいます。
そういうママさんたちのために、
そちらの病院のリンクを私のサイト内に貼らせていただけないかと思いまして・・・」
「なるほど・・・、
ちょっとお待ちください、先生にお聞きして、かけ直しますね」
ドキドキして待つこと30分。
「申し訳ないですが、『それは、ちょっと・・・。』とのことです」
がーん。
「・・・というのは、こちらは町の小さな皮膚科なんです。
佐々木さんのサイトに掲載されると、多くの方がご覧になり、診断書についての問い合わせが増えるでしょう」
「えっ、いや、そんな立派なサイトでは・・・(^_^;)」
「うちには電話は、この一本しかありません。
予約専用の電話です。
それが、問い合わせの電話で長時間ふさがるようなことがあると、非常に困ってしまうのです。」
「なるほど、そうですよね・・・。」
そういうことは、確かにありえる。
そして、きっとこれは、どこでも、これからも、同じかもしれない。
喜んでリンクを貼らせてくれる病院はきっとないだろうな。
だけど・・・。
「・・・では、
私が個人的に患者さんを紹介することについてはいかがでしょう。
相談を受けた場合、その方に個人的にこちらを紹介するという形だったら、構わないでしょうか」
「はい、それはもちろん構わないですよ」
「ありがとうございます!」
「ただし、電話では質問などは受け付けていません。予約専用です。
そのことをご理解いただければ」
「はい、よくわかりました。
紹介させていただく際は、ご迷惑にならないように細心の注意を払わせていただきます!」
ついつい、ケータイ片手にペコペコ頭を下げる私。
看護師さんは不意におっしゃった、
「佐々木さん、
難しい活動をされていますね。
価値ある活動だと思います。
頑張ってくださいね。」
かっ、看護師さん・・・!
ちょっとウルっと来てしまった私なのでした。
■教えてください
ということで、
佐々木愛が情報を把握し、問い合わせに個人的にお答えする形をとろうと思います。
サイト上で発表することはないので、直接ご迷惑をかけることはありません。
お心当たりのある方は、ぜひ、下記まで、情報をよろしくお願いします。
ちなみに、佐々木が今把握している病院は、
北海道 1 新潟 1 千葉 1 の3軒です。
こちらを知りたいという方も、上記のフォームから連絡くださいませ。
(診断書が必要かを判断するのはお医者さんなので、必ず発行されるとは限りません、ご了承ください。)
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1 「完治じゃなくても、大丈夫!」写真とアンケート
2 「私、もうアメ食べないの」
3 運動すると、アトピーが出にくい!
4 保育園の給食、という最大ネック。
5 症状がひどかったころの食事と、今の食事
6 さば缶の香味そうめん。
おまけ 中症アトピーを改善させたチコちゃん(5歳)、後日談。