煙草とお菓子は似ている。
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
1 初めに 煙草はもちろん、怖いけど
2 煙草とお菓子は似ている。
3 「子どもはお菓子が好き」という誤解。
4 お菓子を食べすぎるとどうなるの?
5 お菓子の食べすぎ、量はどこから?
6 終わりに 公園と、煙草と、お菓子。
さて、前回「1 初めに 煙草はもちろん、怖いけど」では、
煙草の害を挙げたうえで、煙草より主原料が油と砂糖のお菓子の方がコワイと思う、と申しましたが・・・。
■煙草とお菓子は似ている。
・・・は?
煙草とお菓子を同列で語るなんてどうかしてるんじゃない?
そう、思いますよね。
しかし、両者には共通点が多いんです。
まず、適量を守らないと、身体に悪影響があること。
煙草の害については前述しましたが、
子供に人気のあるお菓子の主な材料である油・砂糖も、
摂りすぎた場合、人体に深刻な悪影響を及ぼします。
(詳しくはこちらの過去記事を→油について、砂糖について)
次に、強い中毒性があること。
煙草のニコチンの中毒性はよく知られていますが、
油・砂糖が主原料である高カロリーなお菓子の取りすぎも、
脳内に依存症同様の反応を誘発することがわかっています。
(参考資料:Paul M Johnson & Paul J Kenny(2010) 『Dopamine D2 receptors in addiction-like reward dysfunction and compulsive eating in obese rats』Nature Neuroscience volume 13, pages 635?641)。
原文はこちら、抄訳はこちら)
は? 依存症?
あの子が、そんなこと、あるわけない!
そう思うなら、やめさせられますか?
少なくとも、一週間。一か月。
それを考えてみて、あなたが途方に暮れてしまうなら、お子さんはお菓子依存症の可能性が高いでしょう。
そして、三つ目は、生涯、手を出さないのが一番だ、ということ。
煙草を一生吸わなくても何の問題もないのと同じように、
脂と砂糖が主原料のお菓子に一生手を出さなくても、何の問題もありません。
むしろ、メリットの方が多いでしょう。
これも、たばこと同じです。
このように、たばことお菓子は似ている側面があるわけですが、
私が、煙草よりお菓子のほうがより怖いと思うのには、いくつか理由がありまして・・・、
●次回「3『子どもはお菓子が好き』という誤解。」に続く