アレルギーっ子のためのお菓子・・・の落とし穴。その1
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
最近、食物アレルギーのお子さん、多いですよね。
私のまわりにも、数人います。
アレルゲンはいろんなものがありますが、
なかでも、卵や、小麦粉、乳製品など、
子供が大好きなお菓子の材料がダメ、というケースが多いですね。
だけど、できるだけ、
周りの子供たちと同じようなものを食べさせてあげたい!
そんな悩めるママさんたちの目に留まるのが、
「アレルギーっ子のための、小麦粉、乳製品を使わないお菓子」のレシピ本です。
・・・やった!
アレルゲンを使わずに、こんなにおいしいお菓子ができた!
これで我が子にも、毎日大好きなケーキを作ってあげられる~!
・・・ちょっと待った!
ママさん、それは、すごく危険!
どうか、こちらをお読みください。
↓↓↓
■使われるのは植物油。
「アレルギーっ子のための、小麦粉、乳製品を使わないお菓子」のレシピ本。
バターの代わりに使われるのは、植物油です。
なたね油を筆頭に、サラダ油、太白ごま油、米油、グレープシードオイル、などなど。
ざっくり「植物油なら何でも」と描いてあるレシピもありますが、
その場合、過程にあるのはやはりサラダ油、菜種油あたりでしょう。
さて、この植物油は、リノール酸という物質が多く含まれています。
このリノール酸は、体内で炎症物質に変わり、
いろいろなアレルギーの原因になることが分かっています。
(拙著『アトピーが治ったよ!マンガでわかる体質改善』の原稿をちょっと修正しました。
詳しくは「アレルギーの原因」を読んでね)
■アレルギーの原因とは
さて、ふつうの家庭にある油のリノール酸含有量は、こんな感じになってます、
(日本食品標準成分表7訂より。
ちなみに、サラダ油の主成分はトウモロコシ油。
また、グレープシードオイルは、最近のものだからか記載がありませんが、
どうやらトウモロコシ油の上を行く含有量みたいです・・・)
お子さんがアレルギーを発症しているということは、
すでにこれらの油の摂り過ぎであることが考えられます。
ですから、これらの油は、できるだけ減らさなければならないのです。
ちなみにバターには、リノール酸がほとんど含まれていませんね。
つまり、アレルギーの原因となっているのは、バターではなく植物油・・・
・・・ちょっと待って!
話がよく分からない!
うちの子のアレルゲンは乳製品なんですけど!
だからバターでも症状が出るのよ!
そのバターが、「原因じゃな」くて、
摂っても症状が出ないサラダ油が「原因だ」って、どういうことなの?
アレルギーの原因は、アレルゲンでしょうが?!
・・・そう思いますよね。
確かに、ここ、わかりにくいんです。
私もかつて、その辺で戸惑いました。
正確に言うと、アレルギーの原因物質と、アレルゲンは別物です。
次回、アレルギーっ子のためのお菓子・・・の落とし穴。その2(終)で、図解とマンガで解説しますね。