トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その1

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2018年3月9日 金曜日

トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その1

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 

トランス脂肪酸フリーのショートニング をお勧めしないワケ についての連載記事です。
1 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その1
2 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その2
3 パーム油の危険性。その1
4 パーム油の危険性。その2
5 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その3(終)
 
おまけ パーム油について調べていて、びっくりしたこと

 
 

さて、「バターを使わないで作るお菓子」の危険について書くために、
そういうレシピブックをあれこれ見ていたとき。
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材料の油として、
 

トランス脂肪酸フリーのショートニング
 

なるものを使っている本がいくつかありました。
 
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どの本も、ショートニングはショートニングでも、
「植物性の」
「トランス脂肪酸フリーの」
「オーガニックの」

ものがおススメ、
 

ってとこが共通していますが、
 

これについて、ちょっと言いたくなったことがあります。
 
 

■ショートニングができるまで
っていうか、そもそもショートニングって何?
クッキーとかの「原材料」のとこによく書いてあるけど、よく知らないんだよね。

 

ですよね。
ではまず、ちょっと油について整理しましょう、
 

油は大きく、以下の二種類に分かれるんです。
 

1 常温で固形・・・
バター、ラード(豚脂)、ヘット(牛脂)などの動物性油脂、
パーム油、ココナッツ油などの南国の植物油
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2 常温で液体・・・
菜種油、ごま油、あまに油など、植物性油脂
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で、これら二つのグループの油について、ちょっと前に、こう思われていました、
 

「常温で固体の油は、
人体に入っても固体だから、血がどろどろになってコレステロールが上がる。
 

一方、常温で液体の油は、
人体に入っても液体だから、血がサラサラになってコレステロールを下げてくれる

(↑↑↑のちに否定される、リノール酸神話)
 

この話は、イメージ的に受け入れやすく、
みんな信じて、固形の油から、液体の植物油に乗り換えました。
国もそれを推奨しましたし。
 

で、それまで「カラッと」「サクッと」を担当していたラードは、一気に悪者に
 

もう、ラードは使いたくない。
だけど、「カラッと」「サクッと」したものは、今まで通り食べたい!

 

てことで、体にいい(ってことになってた)植物油(菜種油、大豆油など)を、
水素添加という科学的な方法で、人工的に、ラードみたいに半固体にしたものが使われるようになりました。
 

これがショートニングです。
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よかった! 植物由来の油ならヘルシーだから、たくさん使っても安心だ~!
 

こうしてショートニングは、新たに「カラッと」「サクッと」を一手に引き受けるようになり、
コロッケや、ドーナツや、菓子パンなどに幅広く使われるようになりましたが・・・。
 
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トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その2へ続く




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