太白ごま油でクッキー! は危険です。
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
みなさん、太白ごま油って、ご存知ですか。
太白ごま油は、普通のごま油が持つ、抗酸化作用や、ゴマリグナンなどの栄養成分をもちつつ、
焙煎されていないので、あの独特の香りを持たず、ほぼ無味無臭! という油です。
もともとは、サラダ油が体に悪いという情報をうけて、
その代わりに料理に使う人が増えて、人気が出た油。
そして最近は、バター代わりとして、お菓子作りに使われるようになりました。
http://www.gomaabura.jp/sweets.html
太白ごま油、で検索すると、お菓子の画像がたくさん出てきます。
確かに、太白ごま油は、ゴマを絞っただけのものなので、自然派なイメージがあるでしょう。
においも味も癖がなく、さらっとしていて、使いやすいでしょう。
しかーし! 私はこの流れはすごく危ないと思います!
それはですね・・・、
■太白コマ油はリノール酸たっぷり
どんなものにも、長所と短所がありますね。
ごま油にも、しっかり短所があります。
それは、リノール酸をたっぷり含んでいること。
リノール酸は摂りすぎると、体内で炎症物質に変わって、アレルギーや現代病の原因になります。
私たち現代日本人はすでに、リノール酸を摂り過ぎの状態にあります。
ごま油をふくむ、植物油の取りすぎが、アレルギーや現代病の急増に大きくかかわっています。
(リノール酸とアレルギーについてはこちらを)
ごま油のリノール酸の含有量は、100g中、43.6g。
(参考資料 五訂増補日本食品標準成分表脂肪酸成分表編)
キッチンにある食用油の中では、とうもろこし油(サラダ油の主原料)についで二番目に、含有量が多い油です。
たった13.8グラム(大さじ一杯強)で、日本脂質栄養学会が勧める、リノール酸の理想的摂取量(六g以下)を上回ります。
そして、太白ごま油を使ったお菓子のレシピには、この何杯もの分量を入れるものがたくさん。
■油じゃなくて、食生活を変えるべし
しかし、お菓子作りに太白ごま油を使う人は、ごま油の長所しかしりません。
↓↓↓ こちらは、ある太白ごま油の販売サイトより。
お菓子に使うことを勧めたページの、お客様の声です。
確かに、バターたっぷりのお菓子の摂りすぎはよくないでしょう。
しかし、それを太白ごま油に変えれば、問題が解決すると思ったら、それは間違いです。
こんどはアレルギー発症などの別の問題に襲われることになります。
私たちが変えるべきなのは、
油の種類ではなく、油を使いすぎている食習慣そのものなのです。
そこに目を向けられない限り、私たちはサラダ油やバターの代わりの材料を探し続け、新しい問題にぶつかり続けることになるでしょう。
どんなものでも、身体が必要としている以上に摂りすぎれば、毒になるからです。
毎日のおやつに、油はいりません。砂糖もいりません。
おにぎりとか、ふかしイモとか、果物とかでいいんです。
そして、たまに、油と砂糖たっぷりのお菓子を楽しみましょう。
それがバターだろうと、ごま油だろうと、節度をもって付き合わなければならないのは、同じことです。