あまに油入りオイル、お勧めしません。

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2018年2月25日 日曜日

あまに油入りオイル、お勧めしません。

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
 

■「あまに油入りオイル」はヘルシー?
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あまに油入りのクッキングオイル
増えてきましたね、これ系商品。
 
「あまに油って聞いたことある!
確か、アレルギーが治ったり、アタマがよくなったりするすごい油!
とにかくヘルシーってかんじ!

 
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11gってどのぐらいか、よくわかんないけど、たっぷり使えばイイカンジ?
 

簡単! 素敵!
家族の健康を守るために、これを買いましょう!」

 

・・・なんて、思っちゃいけないぜ、そこのあなた!
 
 

■油のシーソーって?
油について気にするなら、まず、知っておかなきゃならないこと。
それは、大切なのはバランスだ、ってこと。
 

私たちの体内には、免疫機能を管理する、油のシーソーがあると思ってください。
 

片方にはリノール酸(N-6系脂肪酸。オメガ6)が、
片方にはα-リノレン酸(N-3系脂肪酸。オメガ3)が乗っています。
 

で、現代日本人の油のシーソーは大抵こんな感じです、
 
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(拙著『アトピーが消えちゃった! マンガでわかる体質改善』より。
以下同じ本から漫画や図解を転載してます)
 

「α-リノレン酸が足りないんでしょ」って?
 

イヤイヤ、その前に、リノール酸の取りすぎ
 

リノール酸は摂りすぎると、炎症物質が増えてしまい、体を炎症体質にします。
これが、日本人のアレルギーの急増や、現代病の増加の大きな原因なのです。
 

だからまずやるべきは、リノール酸をどかすこと。
 

でも実は、私たち人間はリノール酸を絶つことはできません。
何故なら、リノール酸はほぼあらゆる食品に入っているから。
 
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なかでも、高濃度に入っているのが、植物油と、植物油を使った加工品
だから、とにかく加工品からのリノール酸を、徹底的に避けること。
そのためには、食品を買う時は、裏を見ること。
 
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これらを買わないこと。
 

そうやって、リノール酸をきっちり避ければ、シーソーは動きます。
 

大切なことだからもう一度、
 

リノール酸をきっちり避ければ、シーソーは動くんです!!!
 
 

■あまに入りオイルの正体。
話を元に戻しましょう。
 

名前はたいてい「あまに油入りオイル」みたいなかんじの、こういう商品。
裏を見れば、その正体がわかります。
 
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主原料は食用とうもろこし油(全体の70%)です。
どんな油か、調べてみましょう。
 

●参考資料:
五訂増補日本食品標準成分表脂肪酸成分表編
 
↓↓↓リノール酸含有量のグラフです。
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とうもろこし油は、記載されている16の植物油の中で、リノール酸含有量が4番目に多い油。
 
これが70%、のこの商品は・・・
 

「・・・リノール酸系の油じゃん。」
 
てことなわけです。
 
(参考までに、この商品を一日11g摂取すると、リノール酸摂取量は4.2g。
日本脂質栄養学会の提案する、一日のリノール酸摂取量の理想量(約6グラム以下)の七割です)
 

確かに、それと同時に、α-リノレン酸も2グラムほど摂取できるかもしれません。

しかし、リノール酸と一緒にとったα-リノレン酸は、体内でかけっこに負けるのです。
 
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しかも、こういった商品を買うと、イメージに影響され、使いすぎる傾向があります。
 

こうなると、結局、リノール酸のとりすぎの悪影響が増すだけなのです。
その結果、かえって、アレルギーのリスクが上がったり、症状が悪化することが考えられます。
 
 

■買うのをやめよう。
もう、新しいものを、イメージにつられて買うのはやめましょう。
 

なによりも、今とっているリノール酸を断捨離すること。
 

私たちは、油を摂りすぎていたんです。
もう、新しい油を毎日の習慣にする必要はないのです。
 

むしろ、あなたを守ってくれるのは、アレコレ買わない習慣なのです。
 
 

実は今日、これを、赤ちゃんをだっこした若いママさんが、
目の前で手に取って、キャッチコピーを読んで、うん、とうなずいて、買っていったのです。
 

なので、今日はつい、こんな記事を書くことにしたのでした。




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