子供にジュースはいらない。
1 子どもとドリンクバー。を読む
〇ジュースについて
2 それはジュースではありません。を読む
3 子供に砂糖、一日何グラム?を読む
4 100%ジュースなのに砂糖入り?を読む
〇ジュースの害について
5 この子、小食で・・・、に要注意!を読む
6 キレる子供、病気? 障害?・・・の前に。を読む
7 育てにくいを、砂糖が作るを読む
8 砂糖とアレルギー。を読む
9 子供にジュースはいらない。を読む
10 ジュースは「特別な飲み物」にしよう!を読む
ここまで、子供にジュースを与えることの悪影響について書いてきました。
では、子供たちは、ジュースとどのように付き合うべきなのでしょうか。
■理想はゼロ。
そもそも、砂糖という食品は、子供に必要ありません。
砂糖が主成分である、甘い飲み物も同じです。
とはいえ、まったくとらないというのもさみしいですね。
なので、参考までに、前述のWHOのガイドラインを見てみましょう、
(参考資料・2015年の砂糖摂取量に関する新しいガイドライン)
五歳の子供(1600キロカロリー摂取)が、一日に砂糖をどのぐらいに抑えるべきかというと、
1日、これ以下 (40g、角砂糖10.8こ)
子供用の小さなジュースならばぎりぎり許容範囲内です。
けれど、これくらいの量は、
↑↑↑
こんな感じの三食に含まれる調味料の糖分で、既にかなりオーバーしているのです。
ちなみに、
ほんとはこれ以下の方がいい。(20g、角砂糖5.4こ)
こうなると、食事以外に糖分を摂ることはできません。
うーん、やはり、ジュースを飲む余地はそもそもなさそうです。
さらに、ここまでに解説したような、ジュースによる悪影響、
・血糖値が上がりすぎ、食欲がなくなる
・血糖値が下がりすぎ、扱いにくい、育てにくい子になる
・腸内環境を悪くし、アレルギーを引き起こす
などを考え合わせると、
残念ながら、子供にはジュースを与えないに越したことはありません。
■飲み物は、水かお茶!
そもそも、のどが渇いたとき、身体が欲しているのは水分です。
糖分ではありません。
水分を摂れば、渇きはいえます。
しかし糖分は、とったぶんだけ、のどが渇きます。
また、ジュースが引き起こす低血糖状態も、さらにジュースを求めることになります。
ジュースを飲むと、このスパイラルにはまるのです。
親御さんが、量を管理できているうちは、まだいいでしょう。
しかし、お子さんが成長して、親御さんの管理がなくなったときにどうなるでしょう。
ふところにはお金もあり、自動販売機にも、コンビニにも、たくさんのジュースがそろっています。
お子さんは、買いたい衝動を抑えることができるでしょうか。
そしてやがては、つねにジュースのペットボトルを持ち歩くことになりかねません。
こういうタイプのいきつく先は、もちろん糖尿病です。
お子さんに、のどが乾いたときや、食事の前、何を飲む習慣をつけるか。
それは、将来のお子さんの、現代病にかかるかどうかをわける、ひとつの大きな分岐点と言えるでしょう。
■子供は習慣を受け入れる
もちろん、習慣を変えるのは大変なことです。
しかし、子供は大人よりもずっと柔軟です。
ママが本気だとわかれば、一週間もすれば、新しい習慣を受け入れるでしょう。
そして、そのころには、お子さんは今までとは少し違う表情をしているかもしれません。
そんなお子さんを再発見するのは、ちょっと楽しみになりませんか?
とはいえ、わが家も、子供にジュースをまったく許していないわけではありません。
大切なのは、習慣にしないことです。
ということで、先日、娘といったファミリーレストランでの様子をリポートしてみます。