給食と揚げ物と長男。
長男が小学校に入学して、早いものでもう半年。
学校にもすっかり慣れ、学校生活をエンジョイしている様子。
気になることはと言えば、ちょっと忘れ物が多いこと(←遺伝)と、
そして、給食が肉々しく、油っぽいこと。
●給食とアレルギーについてはこちら
さて、そんな先日、個人面談がありまして・・・。
■「揚げ物が苦手みたいですね」
担任の先生は、30代の男の方。
とても熱心で話しやすい先生です。
面談が始まると、学校でのPについてあれこれ聞かせてくださいました。
ほめていただいたのが、「誰に対しても同じ態度で接することができる」ということ。
ダンナに似たんだなー、よかったなー、と誇らしかったです。
あとは、縄跳びの前とびが一人だけできないらしく、年明けまでには自宅で頑張ってほしいと。
これは私に似てしまったらしい。縄跳び、超苦手。
・・・まあそんなことはいいんですが。
で、つぎにこういわれました、
「あとは・・・そうそう、揚げ物が苦手みたいですね」
「えっ、・・・ええ、そうですね」
「P君、揚げ物はかならず半分減らすんですよ。
他のものは増やすのに。増やしてさらにお代わりするのに」
このお話に、ちょっと興味が湧いて、
「・・・先生、給食の量を減らしたり増やしたりって、みんなが自由にできるんですか?
揚げ物を減らしてもらっているっていうのは、息子に聞いてたんですが・・・」
「はい。食べる前に、毎回そういう時間がありますよ。
まあ、嫌いなものでも、『減らす』で、ちょっとは食べてもらってます。」
「へえ~、そうなんですか・・・」
「そうか~、P君はやっぱり揚げ物嫌いなんですね・・・」
苦手を克服しましょう、って言われるかな?
好き嫌いじゃないってことを説明しようかな? と思ったら、
「あんなによく食べるP君でも好き嫌いがあるんですね。ははは。
あとはですね~・・・」
スルーかい!
ちょっと拍子抜け!
そうか~、
全員同じ量を盛られて、問答無用で「好き嫌い禁止」!
ぜんぶ食べられるまで居残り!
・・・、なんて、もう昔の話なんだなあ!
自分で量を考えて、調節しなさいなんて、素敵!
自分を知って、そのうえで、食べ物を無駄にしないで美味しく食べるのは、すごく大事なことだ。
個性を重んじる教育のいい面だなあ。
ってことで、
息子、Pはなんら問題なく、揚げ物を半分に減らし、体調に影響のなさそうなものを増やして、給食を楽しんでいるらしいのでした。
今後も、給食のことで改めて先生に話をする必要もなさそうです。
■給食は足りているのか。
その夜、晩ごはんを食べながら、Pと話しました。
「・・・ってことで、ママ、ほっとしたよ。
今の給食って自由なんだねえ。
しかしアンタ、すごくよく食べるって、先生が驚いてたよ」
「うん、俺がクラスで一番食べるよ!」
「増やして、さらにお代わりするんだって?
アンタ、お代わり何回してるのよ~」
「お代わりは一回しかできないよ」
「えっ、そうなの? なんで?」
「だって食べるの早い子が何回もお代わりしちゃったら、食べるのゆっくりな子ができないじゃん!」
「ほお、なるほど(ゆっくりな子も尊重されていて、またまたスバラシイ)。
でも、じゃあ足りないんじゃないの、アンタ」
「ううん、大丈夫だよ。
だって、みんながお代わりしたら、先生がこう言ってくれるんだ、
『お代わりしたい人、もういない? じゃああとはPくん食べちゃっていいよ!』って!」
な、なにー!
そ、それは恥ずかしいー!
い、いや、食べ物を無駄にしないアンタはすばらしいと思うよ! でも・・・
はあ、それ以上大きくならなくていいんだが・・・
(みんなでお散歩。Pは現在130ちょっと。三人とも平均よりでかい・・・)