それは、ジュースではありません!
1 子どもとドリンクバー。を読む
〇ジュースについて
2 それはジュースではありません。を読む
3 子供に砂糖、一日何グラム?を読む
4 100%ジュースなのに砂糖入り?を読む
〇ジュースの害について
5 この子、小食で・・・、に要注意!を読む
6 キレる子供、病気? 障害?・・・の前に。を読む
7 育てにくいを、砂糖が作るを読む
8 砂糖とアレルギー。を読む
9 子供にジュースはいらない。を読む
10 ジュースは「特別な飲み物」にしよう!を読む
さて、みなさん、
突然ですが、「ジュース」ってなんだと思いますか?
・・・え?
ジュースっていえば、ジュースでしょ・・・
と思われるかもしれませんが、そうでもないです。
ジュースの定義は、法律でしっかりと決まっているんです。
それでは、問題です!
下の飲み物のうち、ジュースではないものはいくつあるでしょう?
・・・いいですか?
きまりましたか?
答えは・・・
全部です!
ええーっ!
①、②、③はともかく、④、⑤はジュースでしょ!
とお思いでしょうが、
例えば、ご覧ください、こちらが、なっちゃんの裏。
「品名」を見れば、この飲み物の分類が分かります。
「~果汁入り飲料」となっていますね。
ジュースではないんです。
■ジュースとは何か。
それでは、ジュースとはなんでしょう。
それは、ずばり、100%果汁です!
100%果汁のみが「ジュース」と名乗ることを許される!
100%果汁ではないものは、~%果汁入り飲料という品名になるんです。
(果汁が10パーセントを下回ると、果汁入り飲料、とも呼ばれなくなります)
(●参考資料果実飲料品質表示基準)
というわけで、
①②③はもちろん無果汁なので、大きなくくりとしては清涼飲料水、
④は20パーセント果汁入り飲料、⑤は40パーセント果汁入り飲料、となります。
「ジュース」の門は、けっこう狭いんだなーと、びっくりしますよね。
ちなみに、これを見分ける簡単な方法があります。
それは、パッケージ。
これがジュースのパッケージ。
これが果汁入り飲料のパッケージです。
おなじメーカーのものなのに、パッケージのイラストに違いがあるのが分かりますか?
・・・そう!
実はジュースのパッケージにのみ、
・果実の断面(スライス)や、
・したたる果汁
などを表示していいのです!
(●参考資料「果実飲料等の表示に関する公正競争規約」における規定の解釈について)
けっこうわかりやすいでしょ。
今後、お店で時間がない時、すぐ100%ジュースが見分けられますね。
(ただ、「使わなきゃいけない」わけじゃないので、あえて断面とかを表示してないジュースもあります(^_^;))
しかしなぜ、そんなきまりがあるのか?
これはつまり、
ジュースには、果実としての栄養素をある程度期待してもいいよ、ということじゃないでしょうか。
逆に言えば、
ジュース以外の飲み物には、そういうものを期待しないでね、ということなんだと思います。
■ジュースではない「ジュースだと思ってたもの」
さて、それでは、
ジュースではない「ジュースだと思ってたもの」は、何でできているか。
それは、基本的には、果汁とは関係ない大量の糖類、香料、食品添加物です。
このなかで、特に糖類は、とりすぎると健康を害することが分かっています。
でも、摂りすぎって具体的にどのぐらいなのか、わからない。
だから、「摂りすぎないように」って言われても、気をつけようがない!
そんな方が多いんじゃないかと思います。
●ってことで、「子供に砂糖、一日何g?」に続く