食欲ないときは、食べちゃダメ。
末娘(一歳)は数日前から、お腹を下していた。
そして昨夜、長女(四歳)が、お腹が痛いからと晩ごはんを食べなかった。
今朝は末娘と私が寝ている布団にもぐりこんできて、お茶が飲みたい、という。
入れてあげたら、飲んで、しばらくして急に吐いた。
(間一髪、手近な容器で受け止めた!)
と思ったら、長男(七歳)が座ったまま階段をお尻で降りてきて、
「お腹痛いし、力が入らなくて立てない・・・」と途方に暮れたような顔でいう。
・・・ってことで、本日は缶詰な状態となりました。
■食欲ないなら、食べなきゃいいよ。
長女は、冷たい麦茶を勢いよく飲んだのが悪かったよう。
あっためたのをティースプーンでちまちま飲ませたら、吐かずに済みました。
病院にはいきませんでした。
先週の旅行の疲れが出てるな、とわかっていたし。
症状も酷くはないし、悪いものが出れば、治まるってわかっていたので。
子供たちには
「食欲ないなら、食べなきゃいいよ。」
といい、水分だけしっかり取らせて、寝かせておきました。
昔の私だったら、隙あらば何か食べさせようとしたでしょう。
栄養がぎっしり詰まったような食品を買ってきて、子供にうざがられながら、
「少しでもいいから食べて」とやっていたと思います。
ちゃんと栄養摂らせなきゃ! っていうのがすごく強かった。
栄養というものが、弱った体を治すと思っていたんですよね。
・・・え、ちがうの? って思った方。
違うんですよ。
■消化はからだの修復をさまたげる。
弱った体を治すのは、代謝酵素というやつです。
これは、身体を休めていればよく働いてくれるけど、
食べ物が入ってきて、消化吸収が始まると、活動をやめちゃうんです。
つまり、体調が悪くて食欲がないっていうのは、
「今は体の修復に集中したいから、食べ物入れないでね」っていう、体からのサイン。
そういうときは、何も食べないほうが治りが早いのです。
そんなことを知識として知ったのは最近。
ですが、非常に納得できました。
というのは、子供たちのアレルギーに関わったことで、
消化とは、身体にとって、ものすごい重労働らしい
ということがしみじみわかっていたから。
もちろん人間は、栄養なしでは生きられません。
けれど、一定量の栄養を常に詰め込んでいればいいかというとそうではないのですね。
栄養補給って、私たちが思っているより、実は難しい作業。
身体との相談が必要だし、タイミングや、量や、個性を見誤れば、栄養は体内で有害になりえます。
その点、子供は体の声に正直。
今日の午前中、上の二人は、私の食事を見向きもしませんでした。
そして、夕方揃って、キッチンを覗いて「いい匂い・・・」と鼻をクンクン。
オートミール粥を作ってあげたら、ちょっとずつ食べました。
よしよし、いい感じに修復されてきたようです。