乳がんはマンモグラフィ!・・・の前に。

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2017年7月26日 水曜日

乳がんはマンモグラフィ!・・・の前に。

■遅ればせながら。
小林麻央さんの訃報から、ひと月が経ちました。
 

小林麻央さんの容体は、子供をもつ母親として、とても無関心でいられませんでしたね。
訃報に接して、海老蔵さんや残されたお子供さんたちの心中をおもい、涙したママさん、
そして、家族のために元気でいなければ、と思ったママさんは多いと思います。私もそうでした。
 

そんなママさんたちの不安を受け止めるかのように、テレビなどで、乳がん検診を勧めることが多くなりました。
マンモグラフィー、というやつですね。
 
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それを受けてか、個人ブログや情報サイトなどでも
「いい機会だから、子供のために行こうと思う」みたいな記事が多くなってます。
 

私は、この流れについて、ちょっと異論があります。
 

マンモグラフィーの良し悪しを論じるつもりはありません。
それで助かる方もいるでしょう。
 

ただ、乳がんになるかもしれない、という不安を抱えた女性に対し、
「乳がんはとにかく早期発見」
「早期発見にはとにかくマンモグラフィ」
という道しか示されないのは、どうかと思うのです。

 

それではあたかも、
「女性はみな、胸に爆弾を抱えている。
だから、チッチッチッ・・・と音がしていないか、定期的に検査が必要。」
そんなイメージをもってしまわないでしょうか。
 

実際は、胸は爆弾ではないし、
マンモグラフィは、乳がんの唯一の予防法ではないと私は思います。
というかそもそも、マンモグラフィは、予防法ではないのですから。
 
 

■植物油が大きな原因。
そもそも乳がんは、日本人に多い癌ではありませんでした。
増えてきたのは最近です。
 
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1965年には2000人だった乳がんでの死亡者が、2008年には12000人急増
2014年にはさらに増え、13240人となり、1965年の6倍以上の死亡者が出ています。
 

増えたのは乳がんだけではありません。
戦後すぐには少なかった、肺がん、大腸がん、前立腺がん、膵臓がんなどが増えています。
 

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これらは、欧米型のがんと呼ばれます。
 

それらのがんが増えだしたのは60年代から。
60年代というと、食生活が、和食から欧米型に大きく変わった時期ですね。
 
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この食生活の変化、特に植物油の摂りすぎが、
アトピーをはじめとするアレルギー疾患の大きな原因である。

このことは、当サイトで何度も解説しています。
 

そしてそれが、欧米型ガン増加の大きな要因でもあることは、すでに明らかなことなのです。
日本脂質栄養学会の(※)2002年の提言でも明言されています。
(※『「リノール酸摂取量の削減および油脂食品の表示改善を進める提言」について』)
 

植物油に大量に含まれているリノール酸は、体内でアラキドン酸→炎症物質へと変化します。
この炎症物質は、細胞を常に炎症状態にしてしまいます。
 

すると、発がん物質などによって傷ついた細胞が、がん細胞へと変化しやすくなります。
さらに炎症は、そこに血液や栄養を集め、がん細胞を大きく成長させやすくしてしまうのです。
 
 

■炎症は身体のイライラである。
ものすごく乱暴なたとえですが、
よくあるでしょう、
「普通の高校生が、消しゴムを貸してくれなかったからと、隣のクラスメートを刺した」
みたいな事件。
 

この事件の原因は、「消しゴムを貸してもらえなかった」ことでしょうか。
 

そう思う人は、
「昨日まで普通の子だったのに」
「わけが分からない子供が増えてきた。そんなことで人を刺すなんて」と嘆くでしょう。
あるいは
「私もいつ刺されるかわからない。コワイ世の中になった」と怯えるでしょう。
 
けれど一度、その子の身になって考えてみなければなりません。
おそらくその子は、もう我慢できないぐらいのイライラを、内側に抱え続けていたのではないでしょうか。
 
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そのぎりぎりの我慢が、クラスメートの一言で堰を切ったように噴出してしまった・・・。
 

人が突然、人を刺さないことが自明であるように、
病は突然、人を襲うわけではありません。
 

きっかけを待つ「未病(健康と病の間)」の状態が、前提としてあるのです。
 

炎症体質というのは、この「未病」であり、
身体が抱えるイライラにほかなりません。
 

それは常に、身体を病の方へ、病の方へと導き、
「ちょっとした消化不良」をアトピーにしてしまい、
「ちょっとした風邪ウィルス」で扁桃炎や中耳炎を起こしてしまい、
「ちょっとした細胞の傷つき」を、癌へと成長させてしまい得るのです。
 

もちろん、癌の要因とされているものは、ほかにもあるでしょう。
喫煙、過度の飲酒、不規則な生活、運動不足、ストレス・・・
現代人の身体は多難です。
 
ただ、炎症体質という大きな要因がなくなるだけで、リスクはかなり減るはずです。
 

サイトを開いた当初は、アレルギーの改善の方法についてのみ発信するつもりでした。
けれど、二年半の活動で、炎症体質がかかわっている不調はものすごく多岐にわたる、と思い知らされました。
 

なので、なんだか最近何でも屋みたいになってきてるなあ・・・と思いつつ(笑)、
乳がんに怯えるママさんに向けて、このコラムを書いてみました。
 
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私たちのおっぱいは、爆弾なんかではありません。
というよりも、
体に負担をかけ続けていれば、おっぱいだけでなく、いずれあちこちが「チッチッチッ・・・」と言い出すでしょう。
 
それを止めるのは、医療の前に、あなた自身であるべきです。
お勧めの食事はこちらに解説してあります。
 

あなたの不安が少しでも軽減されますように。




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