ソーセージはなぜ豚肉だけか。
1 ソーセージはなぜ豚肉だけなの?
2 これぞ食育!(ソーセージ続き)
3 肉は体に悪い?・・・の前に。
4 ドイツのうたげ!
子供って、質問が好きですよね。
「ねえ、なんで仮面ライダーはバッタなの?」
「なんでおしっことうんちは別々に出るの?」
「なんで海苔はたいらなの?」
エトセトラ、エトセトラ。
どーでもいいようなことも、ばかばかしいようなことも、子供にとっては不思議でたまらないのでしょう。
さて、先日、息子(一年生)がまた疑問をぶつけてきました。ソーセージ食べながら。
「ねえママ、ソーセージって豚肉?」
「そうだよ」
「鶏肉とか牛肉のソーセージはあるの?」
「あんまりないよ。基本的に豚肉だね」
「えっ、なんで! おいしいと思うけど! なんでないの?」
我が家ではこういう時、主人か私のどっちか、答えられるほうが答えます。
(わからない時は一緒に調べます)
はーい、これは私の担当だ(^^)/!
・・・みなさん、わかりますか?
■なんでソーセージは豚肉だけなの?
「あのね、世界で一番ソーセージがおいしいのは、ドイツっていう国なんだ。
その国のお話をするね。
(http://swingbway.exblog.jp/346158/より拝借)
昔々、ドイツの田舎に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
そこには牛と、豚と、鶏も一緒に仲良く暮らしていました。」
「ヒツジは? ショーンみたいな」
「じゃあ羊もね。
さて、だんだん寒くなってきました。もうすぐ冬です。
ドイツは、土があんまり元気じゃなくて、畑を作ってもうまくいかなくて、いつも食べ物が足りなかったの。
しかも冬はすごく寒いから、食べ物が何にもなくなっちゃう!」
「アリとキリギリスの話みたいに?」
「そうそう、あんな感じね。
で、とうとう二人は、仕方なく動物を一匹食べることにしました。
そして、どの動物を食べたらいいか、相談しました。
で、まず、牛はダメだねえって話しました。
どうしてだと思う?」
「えー・・・」
「ほら、牛は、肉だけじゃなくて・・・」
「そうか! 牛乳を出すんだ! 牛を殺したら牛乳が飲めなくなる!」
「そうそう。あと、牛乳から作るものも・・・」
「ヨーグルト!」
「そうね。あとは、バターもチーズも。それらも大切な食べ物だったのね。
それに、牛は大きいから、車のなかった昔には、いろんなものを引っ張って運んでくれたんだよ」
「へーいろんな役に立つんだね。じゃあ牛は殺せないね。
あっ、羊もダメじゃん! 寒いところだったら毛糸が大切だから!」
「そうだね。じゃあ、鶏は?」
「鶏は・・・あっ、卵を産んでくれるんだ! あとおはようも言ってくれるでしょう!」
「そうそう。
こまったね。みんな大切だね。おじいさんとおばあさん、食べ物なくて死んじゃうよ」
「まだ豚がいるじゃん」
「そうだね。豚は、食べちゃっても大丈夫?」
「うーん、豚は・・・何にもしないね。ぶうぶう鳴くだけで。
そうか、だから豚を食べるんだ!」
「そういうことだね~。
でね、その豚とパンがちょっとある以外には、ほんとに食べるものがなかった。
だから、おじいさんとおばあさんは、その豚を殺して、まず、おいしくて大きいお肉を切って行った。
食べきれなさそうなお肉は、塩をたくさん振ってベーコンにして、悪くならないようにして、倉庫にしまった。
さて、おいしそうなお肉は全部取っちゃったよ。
最後に残ったのは、肉のかけらと、皮と、おなかの中と、油のかたまりと、血。
それをどうしたと思う?」
「えー、気持ち悪いから捨てた?」
「もったいないから、小さく切ってまぜてみた。
袋がなかったから、豚のお腹の胃と腸をきれいに洗って、その中に詰めてみた。
それが、ソーセージだよ(^o^)」
(http://www.kabegamilink.com/act/0704/03278x.htmlより拝借)
「ええええ~(゜o゜)!」
・・・と、小学一年生にはこのくらいで十分でしょう。
実は、豚が冬前につぶされるようになったのには、後いくつか、理由がありまして・・・。
長くなっちゃったので、もうちょっと続く!
●おもな参考文献