どんぐり食べよう! 2016/10/20

2016年10月21日 金曜日

どんぐり食べよう! 2016/10/20

秋めいてきましたね~。
食欲の秋! 栗、サツマイモ、ぶどう・・・おいしいものが出回り始めました!
 
/wp-content/uploads/aki-mikaku0061.jpg
 
太るのがこわい季節でもありますが、佐々木は授乳中なので、安心してがっついています(笑)
さて、今日は、おやつとしてどんぐりをご紹介します。
 
 

■どんぐり色々
そもそもどんぐりって、何なのか?
 

どんぐりの語源は、丸い(団)栗みたいな外見の木の実、らしいです。
つまり、それっぽい外見の木の実は、わりとおおざっぱにどんぐりなんですね。
 

で、どんぐりというとまず、こういう↓ヘルメット(穀斗といいます)をかぶっているやつを思い浮かべますね。
 

/wp-content/uploads/o08000638123909764491.jpg
 

この、ヘルメットつきのやつは、だいたいが楢(なら)、樫(かし)の実のようです。
そーいえば、『となりのトトロ』でメイちゃんが拾ってるのも樫の実ですね~。
 

でも、中には、毛糸の帽子みたいな穀斗がついてるどんぐり(柏、クヌギなど)とか、フルフェイス?型のヘルメットがついてるどんぐり(スダジイ、ツブラジイなど)もあるんです。
 
/wp-content/uploads/IMG_6015-540x3601.jpg
(右のスダジイの写真は、「ジュラのお散歩花日記」さんよりトリミングして転載)
 
 

■これぞ伝統食
さて、どんぐりは実は、縄文時代からの日本の伝統食。
しかも、まだ稲の生産が不十分な時代には、主食のひとつでした。
 

あの小さな実を拾って、むいて、毎日の主食にするのは、さぞ労力が要ったことでしょう。
しかも、どんぐりにはつよい毒性(タンニン)があったので、そのまま食べるわけにはいきません。
 

まず、石などでどんぐりを砕いて、水でよく洗ってアクをぬき、乾燥させ、粉にします。
それを水で練って、クッキーを焼いたり、お団子にしたりして、やっと食べられたんですね。
 
/wp-content/uploads/6b010aa0102fcaa732287f8ea5867ef131.png
(『玄米は古い食べ方? 弥生時代編』より)
ああ~、なんて大変そう。
 

なので、コメや小麦が豊富にある今、どんぐりを食べるという食文化は、残念ながらおおかたすたれてしまいました。
 

しかーし!
なんとどんぐりの中にも、ほとんどアクがない、そのまま食べられる種類があるのです!
 

それは、椎の実です!
 
 

■椎の実拾おう!
さて、椎の木は街路樹や公園樹としてもみかけますが、いちばん多いのは神社の境内です。
私も小さいころ、近所の神社に椎の実拾いに行ったものでした。
 
/wp-content/uploads/1476930682910.jpg
 
これは、境内の緑化目的で常緑広葉樹が使われたというのもあるけれど、
実は、いざって時に食用になるから っていう理由もあったとか・・・(うちの祖母談)
 

椎の実の中でも、食用に向いているのが、実が大きめのスダジイ。
 

見分け方は、
1 実の先端がシャープ
2 フルフェイスの穀斗が、三つに割れて顔を出す
3 葉っぱが反って曲がってる
/wp-content/uploads/14769306644711.jpg
 

ちなみにうち(東京都北区)の近所で椎の実拾いをするなら、飛鳥山。
サクラで有名な飛鳥山ですが、広いお山の中にはさまざまな植物があって、それぞれの季節を楽しませてくれます。
 
/wp-content/uploads/1476930610630.jpg
 

この日は、三つくらいの幼稚園のどんぐり拾いと鉢合わせてしまいましたが(笑)、それでもまだたくさん残っていました。
 
 

■椎の実食べよう!
さて、食べ方は簡単。
 

まず、ボウルなどに水を張って、ザザッと椎の実を入れます。
浮いてくる実は、虫食いなどで食べられないので、取り除きます。
 

ざっと洗ったら、タオルなどに広げて水分をとります。
 

フライパンを熱し、二分ほど乾煎りします。
テフロンは乾煎りに向かないので、使わないでね。
はじけて飛ぶことがあるので、必ずふたをしましょう。
 

殻が割れるパチパチという音がしてきたら、出来上がり。
 
/wp-content/uploads/1476930580688.jpg
 

ちなみに、レンジで3分ほど加熱してもできるそうです。
(佐々木宅にはレンジがありませんので、悪しからず!)
 

出来上がりを、あちちち~ と言いながら剥いて、塩をかけていただきましょう!
味は、薄味の栗みたいな感じ。
 

煎りたてがいちばんおいしいです。
 
/wp-content/uploads/1476930565354.jpg
 
剥くそばから食べるこどもたち。
 

お金をかけず、子供を季節の食材にふれさせることができるし、
椎の実を拾っている間、剥いている間、夢中になってくれるので、楽で助かります(笑)!
 

また椎の実拾いに行こうかなー・・・(三回目)。




関連記事

  1. さつまいもとリンゴのケーキ。 今日のご飯と簡単レシピ。
  2. 節分の豆の残り、3分で豆菓子に!
  3. 超簡単どら焼き。材料三つ!
  4. 簡単! さつまいものいも餅。
  5. 簡単! かぼちゃ入りお汁粉! 寒い日のおやつにいかが?
  6. 簡単、芋ようかん。さつま芋・黒糖・塩だけで!
  7. 簡単リンゴジャム 材料二つ、手間5分!
  8. パン耳のホットサンド。
  9. はちみつレモンところてん。材料三つ、三分レシピ。
  10. 寒天ふるふるゼリー、材料二つ、三分レシピ。
Top