その不調、ほんとに体質?
■梅雨だというのに
じめじめといやな季節になりましたね。
子供は蚊に刺されるわ、洗濯物は乾かないわ、台所にG・・・は出るわ、ですよね。
はやいとこ、からっとした季節になってほしいものです。
さて、そんな季節の中でも、意外なことに、花粉症の本がちまちま売れ続けています。
もちろん、来年に備えての方もいらっしゃるでしょう。
しかしおそらく、通年性アレルギー性鼻炎とか、通年性花粉症に悩まされている方も多いのだと思います。
■「花粉症っていうより、いつも鼻水が出てる体質」・・・?
それで思い出したことがあります。
ちょっと前に、花粉症のセミナーに来てくださった方と、こんな会話をしたことがありました。
佐々木「じゃあママさんが花粉症なんですね。娘さんは大丈夫ですか?」
ママさん「はい。娘は花粉症っていうより、いつも鼻水が出てますね。
お医者さんにも、粘膜が弱い体質だといわれました」
佐「うーん、そうですか。では確かに花粉症ではないかもしれませんね。
ただ、いつも鼻水が出ているのは、鼻の粘膜がつねに炎症状態にあると考えられるので、食事によって改善する可能性がありますよ」
マ「えっ? 花粉症じゃなくても?」
佐「はい。むしろ娘さんは、一年中何かに反応している状態なのかもしれません」
マ「えええ・・・・」
あのママさんと娘さん、あの後よくなったかなあ・・・(遠い目)。
■それ、ほんとに体質?
実は、このママさんのように、自分やお子さんの「いつもの」不調を、「体質のせい」だと思っている方は、多いものです。
それは私も同じで、かつては、こう思ってました、
・主人・・・季節の変わり目に高熱を出す体質。
・息子・・・風邪をひくと咳だけが長引く体質 & よく高熱を出し、熱性痙攣を起こす体質。
・娘・・・湿疹、鼻血がよく出る体質。
私自身は不調はなかったんですが・・・と思っていたところ、最近、昔の日記を読み返してみてびっくり。
なんと私も、「風邪をひくと咳だけ残る体質」だったんです(すっかり忘れてた)!
あとは、肌荒れ。これも、若いころからの体質だと思ってたんですね~。
これらの不調、今はすっかり影を潜めています。
もちろん、不摂生をすると、ひょっこり、それぞれの不調が顔を出します。
ですから、厳密には、「体質を変えること」は難しいといえるでしょう。
ただ、そういった不調は、「健康な状態」から道をそれかけてるよ、という、体からのサインととらえるべきなのです。
不調が続いている状態を「体質のせい」とすることには、慎重でなければなりません。
■こんな「体質」の方、ぜひお試しを
今までかかわったケースの中で、食事療法の副効果として、下記のような症状が改善されるのを目の当たりにしました。
特にお子さんは、すぐに効果が出るようです。
・よく高熱が出る、熱痙攣をよく起こす
・鼻血をよく出す
・(特にママ) 生理痛、月経過多、偏頭痛、イライラ
・(特にお子さん) 落ち着きがない、かんしゃくを起こす
ちなみに永田先生の本によると、他にも
・目ヤニ、鼻水などがつねに出る
・中耳炎、結膜炎、副鼻腔炎などを繰り返す
・頻繁な下痢、腹痛
等にも効果があるようです。
自分はアレルギーではない! という方でも、このような不調をいつも感じている方は、ぜひ、すこしでも食事を変えてみてください。
そして、よく運動してみてください。
新しい自分(お子さん)に出会えるかもしれませんよ(^◇^)!