おにぎりと味噌汁 2016/04/29
からだへの負担と手間を省いた、佐々木家の食卓をご紹介します。
佐々木家のふだんの朝ご飯はこんな感じです。質素です。
夕食のご飯とみそ汁を大目に作っといて、それで用意します。
幼稚園があるときは、お弁当のおかずの残りが加わったりします。
●旬の果物
この日は八朔。Cは食べられないのでバナナ。
●おにぎり
麦ごはんの塩握りです。
麦は常に二割ぐらい。それを上回るとぱさぱさになって、握れなくなります(笑)
ご飯は、朝食に限らず、伝統食である麦ごはんがお勧め。
昔の日本人は、白すぎないごはんで、栄養のバランスをとってきたんですね。
雑穀なんかも長く食べられてきたものではあるけど、今となっては、高いんですよね・・・(笑)。
(注意:白米は伝統食ではない、と言われていますが、その通りです。
歴史的に見て、白米を常食していた階層や地域は、ビタミン不足からくる脚気などの症状を抱えていました。
けれど、白米より玄米・・・と言われる玄米も、じつは伝統食ではありません。日本人が、消化と味の面で白米に劣る玄米を「あえて」好んで食べた時代はありません。搗いて何とか食べやすくしようと、努力を重ねてきたたのです。
玄米は確かに、栄養が豊か。しかし、消化が悪く、タンパク質が多いという面は、アレルギー体質の方や、お子さんには向きません。
玄米は伝統食だ!体に優しい!という一面的な情報には注意しましょう)。
麦は経済的なので、おススメです。
食物繊維やカルシウムなどの栄養もたっぷり♡
しかしまあ、どっちが美味しいかって言ったら、やっぱり白米。
なので、スペシャルな日には、白米のみにしたりします(*^_^*)
●味噌汁
この日は、うち豆と玉葱をくたくたに煮たやつ。
お豆腐とか麩を入れると、手軽だし、タンパク質も摂れますね。
それに、お味噌も立派なたんぱく質です(*^_^*)
■朝食は和食がお勧め
アレルギー体質のお子さんをもつご家庭では、朝食は和食がお勧めです。
パン食にすると、どうしても油脂の摂取量が多くなるからです。
パンに含まれるショートニングやマーガリン、パンに塗るマーガリン、ハムエッグなどを焼く油、サラダのドレッシングなど。
また、パン食に合わせたタンパク質を添えようとすると、どうしても「畜産物」・・・肉・卵・乳製品になりがちですね。
これも、アレルギーを持つお子さんにとっては、リノール酸と共にとりすぎた場合、アレルギーの原因となることがあります。
そもそも、日本にパン食が広まった1960年代には、まだタイマーつきの炊飯器がなかったんです。
だから、ママたちは朝食のお米を炊くために早起きしなければならなかった。
でも、パンにすれば寝ていられる! ・・・パン食の普及には、ママさんたちの、そんな切実な理由もあったようですね。
でも今は、タイマーでおいしいお米を炊いてくれる炊飯器があります。
むしろ、和朝食はメニューによっては、パン朝食より手軽なんじゃないかな?
おにぎりが面倒なら、納豆ごはんでもいいんです。
鰹節ごはん(ねこまんま)でもいいでしょう。
旅館の朝食のような献立をそろえる必要はありません。
手を抜いて、油脂を抜いて、おそらく食費も下がる簡単和朝食、始めてみませんか(*^_^*)