黒米って、玄米のことなの? 1 ~通史編~
<登場人物>
佐々木愛
三人の子持ちの主婦。調べもの好き。
健康のために、食生活に、玄米、植物油を取り入れていたが、子供たちがアレルギーに。
玄米、植物油などをやめて、昭和30年代の和食にしたら、子供たちのアレルギーが治っちゃった!
その経験で「玄米は伝統食・・・ってアヤシくない?」と感じ、調べてみよう!と思い立ったのであった。
Kちゃん
2人の子持ちの主婦。佐々木のママ友。
30年来のアトピーに悩んでいたが、佐々木のすすめる食事療法に取り組み、すっかりよくなった。
活字はすっごく苦手だけど、好奇心旺盛でまっすぐな性格。そのために、ついつい佐々木の企画に巻き込まれてしまったのであった・・・。
<今までのお話>
●『「玄米は伝統食」のウソを暴くマンガ。』を最初から読む
当サイトが勧める食餌療法で、アトピーが治まったKちゃん。
しかし彼女は疑問だった・・・「伝統食がアレルギーにいいのに、どうして玄米は厳禁なの?」
そこで、そもそも「玄米=伝統食」なのか、を検証してみることにしたふたり。
まず弥生時代では、玄米食は行われていなかったことが判明。
次に戦国時代の「加藤清正は玄米食だった」説も、検証をすすめていくと、論拠となっていた資料の信憑性が、すっかり崩れてしまったのであった!
「加藤清正が黒飯を食べてた、っていうのがアヤシイってことはわかりました。 あーあ、清正本人が自分で『黒飯食べてました』って、どっかに書いてりゃなー」
というKちゃんに佐々木は言った、
「ってゆーか、当時の黒飯とか黒米が今の玄米だったか、そもそもそこを確かめとかないと!」
うわあ! 超めんどくさいテーマをつついてしまったらしいぞ!
どうする、Kちゃん・・・!
弥生時代編
●横浜市歴史博物館 企画展(アーカイブ)『大おにぎり展』
●『博物月報』「感想後記」焦げたコメが解き明かす、おにぎりの歴史—横浜市歴史博物館「大おにぎり展」
●お世話になった方
・横浜市歴史博物館 高橋健さま
マンガにご登場いただいた高橋さんは、お若くて、とても気さくな方でした。 お話を拝聴していても、まるで友人と話しているような気安さ(失礼)を感じてしまいました。
そんな雰囲気をおもちですが、大変な責任を背負ってお仕事をしていらっしゃるのだなあと感銘をうけました。
それにしても、いやー、横浜市歴史博物館さんの企画展は、ほかにはない遊び心のようなものがありますよね! あたらしいものを受け入れ続けてきた、お土地柄なのでしょうか?
ぜひいつかゆっくりお邪魔したいです!
●お世話になった施設 □特にお手数をおかけした施設
・横浜市歴史博物館さま
・米穀機構 米ネットさま
・臼工房 柴田さま
□お世話になった施設
・岩手県立農業研究センターさま
・国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構さま
・松戸市立歴史博物館さま
・千葉中央博物館さま
・江戸東京博物館(資料室)さま
●主な参考文献