キンドル出版への道　12/04

「佐々木がキンドルで本を出すとか言ってるけど、そもそもキンドルって何？」
・・・という方のために、今日はちょっと解説します。
文章ですが(笑)
 
■キンドルとは何か。
キンドルは、アマゾンが作っている電子書籍レーベル。
本を持ち歩かなくても、液晶端末で読書ができる便利なツール。
 
近年、すでに出版されているたくさんの本がキンドル対応するようになり、
タイトルが豊富にそろってきています。
そして、無料アプリをダウンロードすれば、スマホやアイフォンでも利用可能。
 
つまり端末さえあれば、
本屋さんに出向いたり、通販の送料を払ったり、紙資源を減らしたりすることなく、
一瞬でコンテンツを手に入れることができるわけです。
 
ふむふむ、じゃあ、キンドルっていうのはつまり紙の本の進化形・・・なのね？
と、思うでしょう？
 
それが、調べてみるとどうやらそうでもなくて、
紙の本とキンドルは、まったく別ものと考えたほうがいいらしい。
 
なぜなら、キンドルを含めた電子書籍と、紙の本では、ソフトの需要が違うから。
 
この点が、佐々木にとっては非常に面白かったのです！
どういうことか、例を挙げてみると、
 
 
■キンドルが、紙の本と違うところ。
①読者層の八割が壮年期の男性。　
理由：キンドル読者が電車通勤中にキンドルを利用しているから。
　　↓
心がけ：短編、ちまちま読めるもの、センテンスが短い文章が好まれる。
ＮＧ：長編小説、女性向けの料理本など
 
②キンドルの売り上げ上位が自己啓発本。　
理由：読者層が上昇志向の強い企業戦士だから。
　　↓
心がけ：明日はよりよい自分になれそうな情報をあたえる
(ちなみに『〇〇が▽▽になる七つの法則』とかのタイトルの数字は、6～13がいいらしい。笑)
ＮＧ：長編小説、絵本、写真集や画集などのアーティスティックな本
 
③６０ページから100ページ程度が望ましい　
理由：キンドルに求められているのは軽さと利便性だから
　　↓
ＮＧ：長編小説
 
要するに、キンドルでは、
明日の成長のためになって、ちまちま読んでも有意義な、うっすい文庫本程度の内容の本が好ましい、・・・ってこと。
 
まあ、他にもいろいろあるのですが、
これらの点を、キンドル書籍を出版しようとするもの(特にネームバリューを持たないアマチュア)は、よ～くかみしめておかなければならない！
そうしないと、痛い目に合う！
(いや、正確には、キンドル出版にはもとではかからないので、懐が痛むことはないんだけど。
誰も読んでくれないという、さみしい目に合う・・・かな？(笑))
 
そういうことを調べていくなかで、構成やら体裁やらタイトルやらはおのずと決まっていって、
ページごとに、より「読まれやすいもの」を、模索している毎日です。
 
（下書きの下書きはこんなかんじ↓）

 
 
■佐々木は文芸少女でした(笑)
佐々木は実は、文芸をずっとやっていました。
長いこと、小説とか、詩歌とかを書いていました。
 
そういうものは、自分ってものにどっぷりつかって書くものなので、
人が何を読みたいとか、そんなことは気にしないで作ってきました。
むしろ、ひたすらわが道を行って、伝わる人にだけ、伝わればよかったわけで。
 
でも、今は、私が伝えたいものは、私の感性とかではなく、情報です。
キンドル本を出版することで、需要があるところに、適切な情報を届ける、情報の商社みたいなことができたらいいなあと思っています。
(サイトを立ち上げたころのマンガの書き方では、この点がだめだったなーと、今では思います(笑))
 
そんなわけで、同じ「本」を作るにしても、作り上げ方が全く変わったなあと感じています。
 
まず第一に需要をリサーチする・・・とか。
ＳＥＯ対策をする・・・とか。
自分の感性より友人や知人の意見を優先する・・・とか。
 
初めてづくしのことだけれど、そんなこんなが、とても楽しい。
・・・のが、自分でもちょっと意外です。
 
 
それでは、友達のＭちゃんに、マンガの試作を見てもらいに行ってきます(゜_゜>)！