子どものアレルギーは母親のせい、と思って苦しいお母さんへ

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2024年4月24日 水曜日

子どものアレルギーは母親のせい、と思って苦しいお母さんへ

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
最近立て続けに、お子さんのアレルギー症状に悩み、自分の育て方のせいだと自分を責めているお母さんとお話をする機会があった。
 
みなさん一人っ子のお母さんだった。
偶然かなと思ったけど、そうじゃないかもと思い直したのは、自分の経験があったから。
 
私が子供のアレルギーを一番心配していたのは長男の時だった。
長男Pは喘息で、私は、彼の咳がひどくなる夜が怖かった。
いったい私の育て方の何が悪いのかと調べて、でもわからなくて、情けなくて、閉じこもって、不眠症になった。
 
結局、下関療法で、彼の症状は相当に改善された。
 

(長男P 現在中2)
 
そして、食事が偏ると、長女Cと次女さんちゃんには、喘息ではなくアトピーが出ることが分かった。
 

(長女C 小5、次女さんちゃん 小2)
 
しかも長女には、アトピーだけでなく、片頭痛、鼻炎の症状も出る。
次女はかなり出にくく、揚げ物を食べすぎた時だけ、耳が切れるという謎の症状が出る。
 
どうして三人、違うのか? わからない。
 
でもアレルギー体質の子を三人育てたことで、取りあえずわかったことがある。
母親がいくらがんばって食生活や生活環境を整えたところで、症状の出方はかなり、彼らの心身の個性に寄るので、それはいつも未知の領域であり、完全にコントロールするのは難しいってことだ。
 
私にとって、その最たる子どもが長女だ。
彼女は性格がエネルギッシュで好奇心や欲が強く、目の前にあるおいしそうなものを食べたい衝動を抑えられないし、その影響が最も症状に出やすい。
そのせいで片頭痛に苦しむ姿を見るのはしょっちゅうだけど、今の私は、それが私のせいではないとわかっている。
 
もちろん、長女のせいでもない。
しいて言えば時代のせい。
 
時代によって、人々の栄養状態はずいぶん違う。
今は飽食がもたらす食の偏りが、不調を生み出している。
そして、そんな時代はまだまだ続く。
 
公園で友達にもらったお菓子をたくさん食べて、片頭痛に顔をしかめながら長女は言う、
「何で私だけこうなるの? 同じもの食べてさんちゃんは何も起こらないのに!ずるい!」
 
「さあ、ママにもわかんない。不公平だよね。
でも、自分の身体がどんな体なのかは、あんたが自分で知って行くしかないんだよ」
 
子どもはどんどん大きくなって、どんどん親から離れていく。
その時持たせてあげられるのは、知識と経験だ。
 
だから私たち、アレルギー児の親がすべきなのは、
家での食事を整え、彼らに理論を教え、選択させ、失敗を見守り、いつでも話を聞いてやることではないかと、私は思っている。




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