じんましんが食事で改善した!(ハルくん 2歳 男児 じんましん(慢性))

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2022年12月20日 火曜日

じんましんが食事で改善した!(ハルくん 2歳 男児 じんましん(慢性))

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
今回は、慢性じんましんが改善したハルくんの食事の変化についてです。
 
 

 
慢性じんましんはふつう、原因不明とされ、薬を塗るなどの対症療法しかありません。
しかし、ハル君の慢性じんましんの症状は食事療法であきらかに改善したので、その経過を詳しくご紹介します。
 
●before

 

 
お母さんのМ子さんは、拙著を読んでくださった上で、ハル君の症状の原因として、以下のことを考えられました。
 
①環境変化によるストレス
ハル君が慢性じんましんを発症したのは、お母さんのМ子さんが次男のナツ君を出産し、ご実家でひと月過ごした後でした。

出産で1ヶ月実家にお世話になってさあ、明日から自宅に戻るよ、という日から始まったじんましんです。
思えば、ほらほら、食べろ食べろ?!とされまくった1ヶ月を過ごしていたかも??
(もちろん、良かれと思ってやってくれてたのですが)
 
急に弟ができたストレスも大いにあるとは思いますが…

 
環境変化によるストレスを、子どもは強く受けます。
ストレスは消化能力の低下に直結し、未消化な状態のたんぱく質を原因として、アレルギーが発症しやすくなります。
 
②食生活の変化

(次男が生まれる前)までは、親と子どもの食事を基本的に別のものをあげていました。
(中略)
そして次男が生まれて実家で1ヶ月過ごすにあたり、大人と同じものを段々食べ始めるようになっていったと思います。

 
里帰りでは、食事内容もガラッと変化しがちです。
お母さんが動けないので、キッチンを管理している実母さんに、メニューも、食べさせ方も、お任せすることになりがちです。
 
М子さんによると、その頃の食生活は、全体的には、

・あまり魚は食べさせておらず、週に一回ぐらい、刺身を焼いて食べさせるぐらいだった
 
・とにかく牛乳が好きで、食事の際にもお茶代わりに牛乳を飲むような感じ(実家に1ヶ月いて、その食生活が加速しました…)
 
・イヤイヤなどもあったことから、気に入ったものや、食べてくれる時にはたくさん食べさせようとしていました。この頃すごく良く食べていたのは鶏団子、柔らかく煮た黒豆、牛乳です。
たんぱく質をしっかり食べさせようとしていた気がします。

 
具体的には、こんな感じ↓↓↓(写真は借り物でイメージです)
●朝

パン系(食パンにバターやきな粉を塗ったものや、アンパンマンスティック、ホットケーキなど)
ヨーグルト、フルーツなど
 
●昼

お好み焼き、豆乳と鶏団子のスープ、黒豆など
 
●晩

カレーライス、ポテトサラダなど
ハンバーグ、かぼちゃサラダなど
 
●おやつ

焼き芋やみかん、りんごなどフルーツ。
幼児用のクッキーやせんべい。
(おやつは、加工品に頼らないよう気を付けていらしたそう)
 
また、運動不足についてもお聞きしました。

確かに心当たりがあります…
コロナに加え第二子の妊娠、誕生もあり、さらに2歳になってイヤイヤも始まり、連れ出す機会が減っています。

 
↓↓↓
以上のことを総合すると、確かに、この時期のハル君が、アレルギー症状を発症してもおかしくないと言えます。
 
とはいえ、それは、ぜんぜん、仕方ないこと。当然のことです。
 
下の子誕生。引っ越し。就学。就園・・・。
食をふくめ、生活全体が大きく変わり、子どもが心身ともにストレスをうけるイベントは、これからもたくさんあります。
実際、そう言ったイベントをきっかけに、アトピーなどのアレルギーが発症することは、多くあります。
 
大切なのは、保護者が、その相関性に気づくこと。
そして、余裕ができたら、できることから、改めていくことです。

 
さて、その後、М子さんちの食卓がどう変わったかというと、
↓↓↓こんな感じに!↓↓↓

(写真は借り物でイメージです。ご飯は白いと思ってください(笑))
 

佐々木さんの本を読むまでは、我が家の食事は「和食」「まごわやさしい」とはかけ離れた食生活でした。
お肉大好き、脂っこいもの、甘いもの大好き!で、魚も週に一、二回お刺身を食べるくらい。
 
子どもも生まれたし、魚もっと食べないとな?と思いつつ調理が面倒で、というかグリル掃除が面倒すぎて…。
 
ですが、食事療法を始めてから、あれ?和食のほうが断然楽じゃない!?ということに気づき、最近ではそんなに気をつけてなくても和食のほうが多いです。
 
炒め物や揚げ物だと、できたてを食べて欲しいのに、夫は帰りが遅いし(笑)
煮物なら、なんなら時間をおいた方が美味しいですし、魚と煮物と汁物と切っただけの野菜でOK、しかも体に良い、最高やん!!と(笑)
 
魚焼きグリルは、プレートを敷いて焼く事で掃除の頻度を減らせることに気づいてからは億劫でなくなりました。

 

食べ物に気を使うことの大切さをこんなに意識したことは今までなかったし、このことは人生の中でもすごい収穫だったと思っています。
 
自分がおやつにチョコレートを食べず、おいもやりんごを食べて満足するなんて今まであり得なかったことです。(逆にどんな食生活してたんやって感じですね笑)

 
食事を変えて一カ月、ハルくんの症状は、明らかに改善しました。

 

今は飲み薬も飲んでおらず、塗り薬もなしです。
揚げ物なんかも食べてしまいますが、それ以降じんましんが出ることはほぼなくなりました。
 
ですが、じんましんが出やすい体質であることに変わりはないと思うので、引き続き気をつけていけたらと思っております!

 
М子さん、おつかれさまです。
赤ちゃんを抱えての食事療法は大変だったことでしょう。
その頑張りのおかげで、こうして、慢性じんましんに悩む方の希望となる記事を書くことができました!
 
慢性じんましんの方、症状の原因は食生活かもしれません。
ぜひこの記事を参考に、食生活を変えてみてくださいね。

 
そして、М子さんのおっしゃるとおり、和食って、慣れるとほんとに楽なんですよねヽ(^o^)丿
みなさまにも、難しく考えず、野菜の塩もみや魚の煮物から始めていただきたいですね~。
 
●次回「母乳はアレルギーの原因になるか」




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