紫外線(日光)アレルギーが食事で改善する可能性について(Aさん 最重症アトピー 50代 男性)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
引き続き、最重症アトピーが改善したAさんについての記事です。
1 最重症アトピーの改善例 写真とアンケート
2 アトピー改善の食事療法で出ることがある「やり過ぎサイン」
3 紫外線アレルギーが食事で改善する可能性について
4 青魚がダメな人は「ヒスタミン中毒」かもしれない
5 アトピーの家族の食事療法の難しさ
Aさんは最重症のアトピーでしたが、食事療法により、症状が一時的に劇的に改善しました。
(その後、食事療法の継続が難しくなり、現在は以前ほどではないけれど、症状がぶり返しているとのこと。
そのへんについてはまた詳しく触れます)
その時、一緒に改善したアレルギーがいくつかありました。
喘息、花粉症、紫外線(日光)アレルギーです。
■紫外線アレルギーが食事で改善する可能性
Aさんは、最重症のアトピーとともに、喘息、花粉症、紫外線アレルギーなど複数のアレルギー疾患をもっていました。
花粉症、喘息の症状は食事療法に取り組む前は以下の通りでした。
食事療法に取り組み、アトピーも劇的に改善した後がこちらです。
このときのAさんの様子について、奥様にさらに詳しくお答えいただいたメールの内容から一部を抜粋します。
あとこの季節はとくに、吸入薬のメプチンを吸っていることが多かったのですが、それも全く吸わずに過ごせるようです。
これはすごい!
「著しい改善」と言ってよい状態ですね!
アトピーに悩む方は、他にもアレルギー疾患を抱えているケースが多いのですが、
その根本的な原因は同じで、やはり偏った食事なのだと、あらためて確信させられるお話しです。
詳しくはこちらの本をどうぞ。↓↓↓
さらに、紫外線アレルギーがどうなったのかお聞きすると、
今と同じ3月の日差しで、炎症が起きていたらそこは目立つので多少は抑えられていたのかなと。
(ちなみにいまは日光アレルギー出ています)
紫外線アレルギーが、アトピーやほかのアレルギーと一緒に改善した、
さらに、食事制限が難しくなり、アトピーが再発した現在は、紫外線アレルギーも再発している、ということは、
やはり、紫外線アレルギーの原因も食事による部分が大きいと考えられるでしょう。
じつは、紫外線アレルギーが、アトピー改善のための食事療法によって改善するケースは、Aさんのケースを含め、当サイトに何度も寄せられています。
「食事を改めることによって、紫外線アレルギーが改善する可能性が高い」。
このことは、ものすごく重要で貴重な情報です。
何故かというと、そんなこと誰も思っていないから。
紫外線アレルギーは、日本皮膚科学会が策定した「蕁麻疹診療ガイドライン」では、「日光蕁麻疹」として、皮膚表面が外的要因と接触などして起こる「物理性蕁麻疹」に分類されています。
(蕁麻疹診療ガイドライン日本皮膚科学会雑誌第121巻第7号←PDF注意! 紫外線アレルギー単独でのガイドラインはまだありません)
現在の紫外線アレルギーの原因のとらえかたは、
「紫外線アレルギーの原因は日光だ。あるいは紫外線を浴びることで変質した、日焼け止めとか、そういった、身体に塗っている何かだ」にとどまっていると言えます。
↑↑↑
これは非常にもったいないことです。
食事療法は、もっと試されるべきだと思います。
安心して外出できるようになる紫外線アレルギーの患者さんが、きっと増えるでしょう。
なので、当サイトに集まってきた情報は責任を持って伝えていきたいと考えています。
●次回→青魚がダメな人は「ヒスタミン中毒」かもしれない
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