アトピー改善の食事療法で出ることがある「やり過ぎサイン」(Aさん 最重症アトピー 50代 男性)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
今日は、最重症アトピーが改善したAさんについての記事です。
1 最重症アトピーの改善例 写真とアンケート
2 アトピー改善の食事療法で出ることがある「やり過ぎサイン」
3 紫外線アレルギーが食事で改善する可能性について
4 青魚がダメな人は「ヒスタミン中毒」かもしれない
5 アトピーの家族の食事療法の難しさ
Aさんは最重症のアトピーでしたが、食事療法により、症状が一時的に劇的に改善しました。
(その後、食事療法の継続が難しくなり、現在は以前ほどではないけれど、症状がぶり返しているとのこと。
そのへんについてはまた詳しく触れます)
そして、当時、食事療法の実践に伴って、現れた体調不良(やり過ぎサイン)がありました。
↓↓↓
そう、便秘です。
■アトピー改善の食事療法で出ることがある「やり過ぎサイン」
当サイトでご紹介しているアトピーの食事療法には、三つの「ステージ」があります。
ステージを上がると制限される食材が増えるのですが、それらのステージの食事療法を実践した方からときおり報告される「やり過ぎサイン」があります。
●ステージ3 植物油、畜産物(卵、乳製品、肉)、米・・・・ふらつきを感じることがある
これらの「やり過ぎサイン」は、ゆるーく制限している方には起きません。
厳密な実践をした方にのみ起こると言えます。
また、もともとの食生活と、食事療法後の食生活とが大きく違えば違うほど、起こりやすいようです。
ステージ2で起こることがある便秘の原因は、ステージ2での植物油全般、くわえて畜産物(の脂身)が制限されることによる油分不足だと思われます。
便秘と言えば食物繊維不足、と考えがちですが、野菜ばかり食べるようなダイエットでも、便秘は起こりやすいそう。
というのは、油は腸内の潤滑油のような役割をしているそうなんですね。
油の制限を緩める場合は、とりたい油を、とお話ししています。
しかし、リノール酸が多い植物油を避けたからと言って、それらを再びもとのように摂る必要はありません。
リノール酸は、ほぼすべての食品、特に植物に多く入っているので、野菜や果物など植物性のものを断っているのでなければ、リノール酸の不足は考えにくいです。
オレイン酸の多いオリーブオイルでもいいし、バターやラードなどの動物性油脂でも構わないでしょう。
体が欲している感じがするのなら、脂の多い部位の肉を食べるのもいいと思います。
(ちなみに私は、もう三年ほど、調理油としてのサラダ油やごま油を使用していません。
使用する調理油はバターかラードが一日一回あるかないか、オリーブオイルが週に一回あるかないか。
肉の脂身は避けていません。むしろ好きです。
それで便秘とは無縁なので、やはり油は何でもよいのだと思います)
そして、ステージ3で起こることがあるふらつきの原因は、ステージ3での植物油全般、畜産物、米が制限されることによる栄養不足だと思われます。
油、、畜産物、白米の制限が長くなると、どうしても身体に必要な栄養が不足します。
(ちなみに私も、五年ほど前ですが、ステージ3を一か月実践して、ふらつきが起きました。
また、このふらつきの報告が今まで全員女性からだったことから考えて、ふらつきはやはり日頃鉄分不足になりがちな女性に起こりやすいと言えるかもしれません)
ですから、アトピーの症状が改善したら、ステージ3からは、できるだけ速やかに降りましょう。
アトピーの原因となっていた食材を口にするのは勇気がいるかもしれません。
しかし、アトピーを起こしていたのはその食材そのものではなく、食べ方と量である場合が多いです。
制限していた食材を食べ始めるときは、一種類ずつ、よく噛んで、腹八分目を心がけて、少しずつ食事を戻していくことが大切です。
●次回→紫外線アレルギーが食事で改善する可能性について
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