梅干しの塩分、恐れるべからず
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
インスタ、楽しくやっています。
週に五回ぐらいはご飯をアップしています。
インスタに載せている文章は、サイトの記事より、短いんですが、
ササっと書けるので、けっこういろんなことを書いています。
で、あっもっと書きたいな、ってことを、こっちに書いていこうと思います(笑)
今日は梅干しについて。
■梅干しは昔ながらのものを食べよう。
こちらの記事にも書いていますが、
わが家では、梅干しは、昔ながらの塩分20%のものを常備しています。
本物の梅干しには、疲労回復、殺菌作用、食欲促進、消化促進、などのたくさんの健康効果があります。
特に、汗をかく夏場には、身体が梅干しを欲しているのが分かるので、毎日、食卓に出しています。
この梅干しを、塩分を気にして避ける方もいます。
確かに、本物の梅干しは、とってもとっても、しょっぱいですからね。
しかし、減塩梅干は、あまりお勧めしません。
というのは、
まず、減塩梅干は、減塩されているため保存に適さないので、保存料が入っています。
他にも、減塩によって損なわれる味わいや色を補うために、たくさんの添加物が添加されています。
私は、添加物は絶対ダメ! というタイプではないのですが(^_^;)、
本来入れなくてもいいものに入っている添加物まで摂りたいとは思いません。
しかも減塩梅干は、本来の梅干しが持っている健康効果の方は損なわれています。
また、
減塩梅干を食べている人が陥りがちな落とし穴として、
「減塩だからたくさん食べても大丈夫」と思ってしまいがちだ、というのがあります。
減塩梅干は、減塩のために損なわれた味わいを補うために、甘味料が入っていることが多く、
なんだか甘くておいしい、と感じてしまうことも、食べすぎの要因になります。
それによって、結局、より多くの塩分を取ってしまわないとも限りません。
こういうことは、梅干しに限らず、いろんな食品に言えることです。
あるものが危ないから代替品を、という発想は、結局、何も解決しないどころか、新しい問題をうんでしまいがちなのです。
梅干しはしょっぱいから、減塩ならいいだろうとか、
バターはカロリーが高いから、植物油にしようとか、
砂糖は身体に悪いから、黒糖ならいいだろうとか、
そういう考え方の本当の問題は、そもそもの摂り過ぎ傾向を改めようとしないことです。
また、減塩について言えば、
やり玉に挙げられるべきは、梅干しのような「ほんとうにしょっぱいもの」ではなくて、
ケチャップとか、マヨネーズとか、ドレッシングとかの、
甘み(糖分)でしょっぱさ(塩分)がマスキングされてしまっている調味料ではないでしょうか。
ああいうものを料理にたっぷりかけるとき、「減塩」という言葉は浮かびにくいでしょう。
まず、甘くて、おいしいので。
しかし、塩分はたっぷり含まれているし、
しかも、残念なことに、ああいうものに健康効果はほとんどないのです。
現代の食事の中では、塩分も、油分も、糖分も、隠されています。
健康を目指す時、わたしたちが真に恐れなければならないのはそういった食品だと思います。
それに、梅干しに限って言えば、
あんなしょっぱいもの、そんなに食べられないですよ!
私の子供たちも、梅干しを食べるときは、果肉をちょっととって、ご飯の上に乗っけて食べます。
「うう、すっぱー」って、顔をくしゃくしゃにしながら。
そして、子供たちは言います、
「梅干しと一緒に食べると、なんかご飯が甘い」
これは、梅干しの塩分で唾液が盛んに分泌されることで、
唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素が、ご飯のでんぷんをマルトースという甘味成分に変化させるからです。
本物の梅干しは、減塩梅干のように甘いからおいしいのではなく、
ご飯を甘くするからおいしいのです。
それはそのまま、
味覚を鋭敏にしてくれるということであり、
消化を能くしてくれるということでもあります。
子供たちにとって梅干しはご飯を食べるためのエッセンスなので、食べすぎる気配はありません。
だから私は、梅干しの塩分について、過剰摂取を心配したことはありません。