えごま油が安い! は大丈夫?
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
昨日、サイトの読者でもあるママ友から、ラインと写真が来ました。
「愛ちゃん、買い物してたら、えごま油安かった!」
えごま油と言えば、あまに油と並んで、
α-リノレン酸の含有量が多く、アレルギーを抑える働きに優れた油!
当サイトでも、普段使いの油としてご使用を薦めています。
ラインと写真をくれたのは、私と同じ三児のママさん。お子さんがアトピー体質。
当サイトの勧める食事療法を食卓に取り入れて、その効果も実感してくれています。
「448円だった!
韓国産だから、いいかなと思って。
でもさあ、えごま油って、あまに油とは違って、茶色いんだね、知らなかった」
「それはね、焙煎してあるからだと思うよ。
『コールドプレス』とか、『低温圧搾』って、書いてないでしょう」
「えーっ!
・・・ああっ、ほんとだー!
そこまで気にしてなかったあ~!」
■茶色いえごま油?
「えー、じゃあこれって、粗悪品ってこと?」
「いや、そういうわけではないと思うよ。
そもそも、食用えごまは韓国が本場なの。
日本でもとれるけど、昔はあんまり食用にしてなかったの」
「へー、そうなんだ」
「うん、韓国では、えごまの葉っぱもそのまま食べるよね。お肉まいたりして。
えごま油は種子からとるんだけど、
韓国では、まず種子を焙煎して香りを出してから絞るんだそうだよ。
日本のごま油と同じだね」
「そうかあ。
そういえば、これ、ごま油みたいな色だね」
「うん、
だから、焙煎されているのは韓国産えごま油としてはふつうのことなわけ。
ただ、焙煎は熱を加えるでしょ。
α-リノレン酸は熱に弱いとされているよね。
だから、α-リノレン酸を摂るためにえごま油を買うなら、焙煎されていないほうがおススメだよね。
あとは、焙煎されているにしても、α-リノレン酸を壊さないように、80度とかの低温で焙煎しているやつもあるから、そういうのを選ぶとか」
「これは違う?」
「うーん、低温焙煎とか、低温圧搾とかは、商品のウリだから。
やってたらぜったい、目立つとこに書くんじゃないかと」
「そうか・・・何も書いてないもんね。
じゃあとにかく、色が茶色っぽいやつは焙煎されてるってことだね。
透き通った黄色のやつがいいってことか」
「いや、一概にそうは言えないと思うなあ。
きれいな色でも、化学溶剤で抽出されているものがあるようだから」
「何それ」
「油が溶け出す性質の溶剤で、原材料の油分を極限まで溶かしだして、油をつくるの。
ただ絞るよりもたくさんの油を取れるんだけど、残った溶剤を処理するために、高温処理しないといけなくなるの。
そうすると、油の成分はかなり劣化してしまうよね。
α-リノレン酸の効果が期待できるかどうか・・・。
だけど、最後に脱色処理すると、きれいな色になっちゃうからわからない。
普通に売ってるサラダ油とかも、そうやってあの色になってるんだよ。」
(サラダ油の作り方を解説したマンガはこちら)
「えーっ! そうなの?」
「うん、
つまり、商品によって、えごま油の健康効果にはかなり差がありそう。
だから、何を求めて買うかを明確にして、表示をよく見ることが大切だね」
「むむむ・・・」
■α-リノレン酸を摂りたいならば
「はあ~・・・。失敗したよ・・・。
私はてっきり、えごま油がポピュラーになって、だんだん価格が下がってきたのかなと思ってさあ」
「その気持ちはわかる。
だけど、それは今後もないと思う。
油っていうのは、健康効果を残すことにこだわって作ると、とれる量が少なくなるし、品質管理が大変だし、賞味期限も短くなるから、どうしても高くなるよ。
だからやっぱり、油は、『高いのを買って、大事に使う』がいいと思うよ」
「わかったよ・・・。
・・・じゃあ!
私の失敗をサイトの読者さんが繰り返さないように、これ記事にして!」
「はい!」
「で、ぜったいチェックすべき項目も書いといてよ!」
「了解しました! ご協力感謝します!」
・・・ってことで、読者の皆様、
えごま油、あまに油を買う時には、以下の項目のチェックをお忘れなく(^^)/
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