接触性皮膚炎の治し方。DHAサプリでかゆみを改善!(レモネードさん 20代女性 接触性皮膚炎)
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
前回に引き続き、接触性皮膚炎を克服なさったレモネードさんについてお話しいたします。
1 写真とアンケート
2 指がかゆい! ゴムのアレルギー?
3 痒みの原因は食事だ、と確信したわけ。
4 接触性皮膚炎の症状がひどかったころの食事。
5 接触性皮膚炎の治し方。DHAサプリでかゆみを改善!
6 接触性皮膚炎、完治状態を維持! 現在の食事。
7 脱ステしないで、ステロイドをやめました。
8 ラテックスアレルギーに悩む方へ。(終)
■改善前、改善後。
「ゴム製品の接触性皮膚炎」の症状に苦しめられていたレモネードさん。
「接触性皮膚炎」はアレルギーとは違い、原因となる物質に触れてしばらくたってから発症します。
ですから、原因となる物質が特定しづらく、
また、ゴムは多岐にわたる日用品に含まれているので、
レモネードさんは身の回りの加工品に怯える生活を送っていらっしゃいました。
↓ ↓ ↓ 触ると症状が出た日用品の例! ひぇー!
さて、そんな症状の大きな原因が食事にあると知り、一念発起して食事療法を始めたレモネードさん。
その過程でどんなご苦労があったのでしょうか?
■食事療法の基本的なやり方
レモネードさんには、最初の段階からかかわらせていただいたので、食事療法のやり方も、いろいろとアドバイスさせていただきました。
さて、食事療法をするときは、このような↓↓↓「アレルギーのシーソー」をイメージしていただくとよいです。
(拙著『喘息の体質が治ったよ! マンガでわかる体質改善』よりちょっとアレンジ)
主に、体内の油の性質の偏り(善玉の油の不足・リノール酸の過剰)が、アレルギーの発症の原因となるわけですが、
特にレモネードさんのように、長期間魚をまったく食べておらず、この偏りが大きいと考えられる場合、できるだけ一気に、速やかに、このシーソーを動かすことが大切です。
ということで、まず、次の三つのことを強くお勧めしました、
2 アレルギー症状を抑えるDHA・EPAを多くとる
3 症状に影響している食品を特定して避ける
とにかく1と2は徹底してください、とお願いしました。
そのころのレモネードさんのある日のごはんがこちらです。
↓ ↓ ↓ ↓
●朝ごはん
米、昆布の煮付け(ご飯のお供的な)
●昼ごはん
米、鮭フレーク、高野豆腐と野菜のスープ
みかんゼリー
●夜ごはん
米、納豆、ぶりの煮物、桃
■自分に合った食事療法を見つけるまで
「以前のご飯から、ずいぶん様変わりしましたね!」
「はい、最初はすごく、頑張りました。
まず畜産物を避けて、魚と大豆製品でタンパク質を摂るようにしました。
それで2日目、もう赤い炎症が収まって驚いたんです!」
「それをお聞きした時はビックリしました。2日目で効果を実感できるとは!」
「そうですね。
私も、食事が体調を変えるということが分かり、すごいなあと思いました。
キライな魚も、いろいろ試行錯誤して、比較的食べやすいものを食べました。
干物は絶対ダメでした。
安いスーパーの魚もダメでした。
秋刀魚やブリやシャケは、比較的大丈夫だってことがわかりました!
あとは、魚の下処理は、何があっても必ずやる!
塩振って10分おくだけでもやる!ドリップは必ず拭き取る!
これを徹底してました」
「すごい! 頑張りましたね!」
「とはいえ、魚を食べるの、つらかったです。
食べたあと、歯磨きしてもダメで、寝るまで気持ち悪くなってしまって・・・」
「そうか~。
キライな人からしたら、においが強いんでしょうねえ(←鈍感)」
「はい。
それで、ストレスが溜まって。
その解消のために、甘いものをドカ食いするようになってしまって。
甘いものと言っても、昔のように植物油たっぷりのチョコパイとかではなく、和菓子なんですが。
草団子3本入りや、大福を躊躇なく食べてしまってました」
「そうでしたね。
で、どうやら、その甘いものがかゆみに影響している、と・・」
「はい。大福などを食べた後にかゆみが出ている気がして。
佐々木さんの、甘いものとアレルギーの関係が書かれたコラムを読んで、自分に当てはまると思いました」
「確かに、アトピーの場合、甘いものを食べるとかゆくなるというケースはよくあるようです。
私の娘も、甘いもので鼻の粘膜にかゆみが起きるタイプでした。
レモネードさんはアトピーではなく、接触性皮膚炎ですが、アレルギーの一種と言えるので、同じことが起こってもおかしくありません。
そこで、魚を食べるストレスを避けるために、DHA・EPAのサプリメントの使用をご提案しました。
シーソーをぐっと動かすために、しばらく既定の三倍の量を摂るようにお勧めしましたね。
飲みやすさはいかがでしたか?」
「飲みやすかったです。
既定の3倍量を飲み続けることも特に苦になりませんでした。
出費の方はちょっと大変でしたけど、
魚を食べるストレスが軽くなって、甘いものへの執着が薄まりました。
それから、食事と症状の出方を観察することによって、お肉が症状に影響していないことがわかってきたんです。
大丈夫だと分かった肉類が少しずつ料理に使えるようになり、気持ちにも余裕が出てきました」
「素晴らしいと思います!
何が症状に影響しているかは、本当に個人差があります。
レモネードさんのように、注意深く観察して、影響のあるもの・ないものを特定すれば、好きなものを最大限楽しみながら、食事療法ができますね!」
■食事療法の成果
「そこからはスムーズで、かゆみは次第に引いていきました。
そして三か月たったころ、佐々木さんに連絡しましたね、
『肌の調子は、とてもいいです(^^)
綿手袋をしてアレルギー物質に触れない状態で、
・魚料理を2日に1回
・おすすめのサプリ3倍量
・甘い物は、少量
を続けてます。
ずっと続いてた炎症は、ほとんど無くなりました!』って」
「そうそう、あのときは嬉しかったなあ。
で、もうシーソーがフラットになったとみなして、サプリは既定の量に戻すようにアドバイスしました。
あれからずいぶん経ちましたが、いまはいかがですか?」
「普通の生活ができるまで回復しました!
お風呂も泡立てできますし、
お水も触れます!
スーパーのビニール袋は、軽めのものだけですが、
ステロイドを塗ってても、かゆみやムズムズ感がずっと続いてた状態から脱却できたのは、生還したかのように嬉しいです!」
「よかったです!
レモネードさんの日々の努力のたまものですね。
食事の方も、あれからまた少し変化があったのではないですか?よろしかったら紹介していただけませんか」
「はい、いいですよ!」
●次回「接触性皮膚炎、完治状態を維持! 現在の食事」
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