お菓子の食べ過ぎ、量はどこから?
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
1 初めに 煙草はもちろん、怖いけど
2 煙草とお菓子は似ている。
3 「子どもはお菓子が好き」という誤解。
4 お菓子を食べすぎるとどうなるの?
5 お菓子の食べすぎ、量はどこから?
6 終わりに 公園と、煙草と、お菓子。
さて、前回「4 お菓子を食べすぎるとどうなるの?」までは、
現代の子どもがお菓子をどうしても食べすぎてしまう理由として、
2 誰も「お菓子を食べすぎるとどうなるか?」を知らない。
3 誰も「お菓子の食べすぎ、量はどこから?」を知らない。
上記の三つを上げたうえで、1と2について解説しましたが、
今日はさらに、「3 誰も『お菓子の食べすぎ、量はどこから?』を知らない。」について解説いたします。
■誰も「一日の上限」を知らない
だから、話がおおげさじゃない?
そもそも、お菓子を食べすぎていなければ、問題はないんでしょ?
うちは、午前中はこんな感じで、
午後はこれ。あ、ひと箱じゃなくて、私と半分こね。
・・・ね、たいしたことないでしょ?
ふむふむ。ママさんには、
「それぐらいなら大丈夫だ、子供の健康に影響しないだろう」
という感覚があるわけですね。確かに一般的な感覚だと思います。
では、この一日分のおやつに、どれぐらいの油と砂糖が入っているか、見てみましょう。
このおやつで摂ることになる油と砂糖の量は・・・
↓↓↓↓↓↓
砂糖 少なくとも、角砂糖10.04個(37.5g)
これを多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、
問題は、おそらくほとんどのママさんが、お菓子の摂り過ぎに気をつけていると言いつつも、
こんなふうに油と砂糖の量をチェックしたことはない、ということです。
■上限の目安を知ろう
上記の量が多いか少ないかを知るには、
まず、お子さんが健康でいるために一日に撮れる油と砂糖の量、を知る必要があります。
これを知らない限り、「お菓子の食べすぎ」を防ぐことはできません。
モデルは五歳の男の子(一日の必要カロリー1300Kcal)とします。
このモデルに比べて、女性はカロリーがちょっと少なめ、そして成人男性はこのちょうど二倍ぐらい。お子さんの年齢、性別を考慮に入れて読んでくださいね。
この子が、健康でいるために、1日に摂れる油と砂糖の量は、
↓↓↓↓↓
どうでしょう。
意外と少ない、と感じたのではないでしょうか。
確かに、少ない!
今日のおやつじゃ、砂糖なんか、二倍以上取っちゃってるってことか。
じゃあ、もうちょっと小さい袋とかにした方がいいみたい・・・。
だけど、油についてはちょっと余裕がありそうだから・・・、
■「一日トータル」の意味
ちょっと待って、ママさん、
大切なことを忘れていますよ。
お子さんにとって、おやつは、オプション。
その前に、三度の食事がありますよね。
ママさん、そこにも、油と砂糖を使いますよね?
ママさんが使わなくても、使う調味料に、入っていますよね?
たとえば、こんな感じの、おいしそうな三食を食べたとします。
すると、お子さんは、
↑↑↑↑↑
油と砂糖を、これぐらい、またはそれ以上、とってしまうのです。
・・・ちょっと待って、
じゃあ、お菓子をまったく食べさせられないってこと?
はい、お勧めできないということです。
お子さんが、油と砂糖が主原料のお菓子を食べる余地は、そもそも、ないにひとしいのです。
もし、お子さんの健康に気遣いつつ、お菓子を食べさせたいのならば、
まず、普段の食事内容を見直し、油と砂糖の摂取を減らし、お菓子を食べる余地を生み出すことが必要なのです。
そんなことを承知で、子どもにお菓子を与えている人が、どれだけいるでしょうか。
このことは、煙草が、最初の一本目から「百害あって一利なし」と広く認識されていることと、対照的です。
煙草と違う、お菓子の怖いところ、
それは、油と砂糖が、普段の食事の中にも大量に入り込みがちで、しかもそれが見えにくい、ということなんです。
次回は、最終回、6 終わりに 公園と、煙草と、お菓子。。公園のお話の続きです。