子供に伝わる言葉、実例編。
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
さて、前回、「子供に伝わる言葉を知ろう。」で、
子どもに何かを伝えたいときは、
「理屈」よりも、それにまつわる「伝える側の気持ち」を語りかけると、伝わりやすいよ、
ということを解説したわけですが。
記事をアップした昨夜、
まさにそれを実証するようなやり取りがあったので、参考までにご紹介しようと思います。
■長女、とびひになる
とびひ。
それは、子供の夏の風物詩!
皮膚に細菌が入ったことで、患部がただれ、かゆくなり、
かいていると、全身のあちこちに症状がとんでしまう感染症です。
今年は長女が感染しまして、現在、患部は五か所。
それ以上は広がらないように、朝晩、処置後にガーゼで覆っています。
そのテープが大嫌いな長女。
ぺりぺりはがすのが痛いと、毎回大騒ぎ。
そして昨夜、お風呂上がりの処置中に、ついに「それもう貼らないで」と言い出した!
「もういや! それいやなの!
イタイから嫌なの~! うわぁぁん」
■ママのターン
私はテープを手に、言いました、
「気持ちはわかるけどさ、
貼らないと、寝ている間に掻いちゃって、
その手でほかのところを掻いちゃったら、また広がるんだよ?
そしたら、テープ貼るとこ増えていくんだよ?
いやなことが増えていくんだよ?
まだ五か所なうちに、さっさと治しちゃおうよ」
「掻かないもん、広がらないもん!
寝てるとき気を付けるもん! ぜったい大丈夫!」
「んなわけないでしょうが、
起きてるときだって、掻かないんだよって言ってるのに、ガーゼの上から掻いてるくせに。
・・・ほら、もう九時だよ、
みんなが寝るの遅くなっちゃうから、こっちきなさい」
「いやぁぁあ」
「(イライラしてくる)
貼らないとひどくなるっていうのがわからないの?
ダラダラになってすごく痒くなって大変になるよ?」
「いやぁぁぁ」
「じゃあこっち来なさい」
「いやぁぁぁ」
「・・・」
ここで、横でだまって聞いていた旦那にヘルプアイ。
すると旦那は、Cの前に座りました。
■パパのターン
「そうかー、Cはテープ貼るの嫌なのかー」
「いやぁぁぁ」
「いやだよなー、はがすの痛いもんなあ」
「痛いぃぃい」
「でもさあ、C、
とびひ治さなかったら、パパと約束してた流れるプールに行けないんだぞ?
パパ、CとPと流れるプール行くの、すっごく楽しみにしてるんだからさあ。
Cだけおいて行くなんて、かわいそうだから、パパいやだよ。
Cも嫌でしょ?」
「Cも行きたい・・・」
「だろー、一緒に行こうぜー。
じゃあ早くとびひ治しちゃえよー。
C、パパのために治してくれよー」
「えー、パパのため(^_^)?」
「そうだよ! パパはCと行きたいんだよ~」
「もー、わかったよー(*^_^*)」
そして、娘は自分から、あっさり私のところに来たのでした。
■旦那にはかなわん。
その翌朝、
朝食を食べながら、主人に聞いてみました、
「・・・先生、私の言い方は理屈っぽかったですよね」
「ははは、そうだね、理屈っぽかったね」
「だよね。
頭では分かっていても、言うこと聞かそうとするときは、理詰めになっちゃいがちなのよ。
正論言ったり、大きな声で繰り返したりすると、伝わる気がしちゃってさ。
あとさ、昨日みたいに時間がない時は、それに拍車がかかっちゃうんだよね。
もう寝る時間過ぎてるのに! って、
イライラして、どんどん高圧的になってくの」
「時間がない中では、誰だってそうなってもおかしくないよ。
それにキミの場合、1人で3人の子供を見ているんだから、
常に時間に追われてイライラしていても無理はない。
だけど君は、そんな中でも、
子供たちともっといいコミニュケーションを取ろうと、常に反省して、努力しているでしょう、
俺はいつも感心してるし、尊敬してるよ。
子供たちの世話、いつもほんとにありがとう。
おかげで仕事をがんばれます」
「あ、いえいえ、こちらこそ・・・」
とまあ、旦那は常にこんな感じです。
それが、生まれついてのものか、職業柄かわかりませんが、
生まれついての適性が、いまの職業に縁を持たせたのではないかと私は見ています(笑)
(ちなみに付き合っていた時は、旦那のあまりの虚心坦懐な善良さに、旦那を「宮様」と読んでいました。(笑))
子供たちは当然パパっこで、パパを尊敬してやまず、
息子(小2)には
「パパはママのどこが好きで結婚したんだろうね?」と真顔で聞かれる始末ですが、
いつか「似合いの夫婦」と評されるようにこれからも精進いたします(笑)