子供に伝わる言葉、実例編。

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2018年7月27日 金曜日

子供に伝わる言葉、実例編。

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
さて、前回、「子供に伝わる言葉を知ろう。」で、
 
子どもに何かを伝えたいときは、
「理屈」よりも、それにまつわる「伝える側の気持ち」を語りかけると、伝わりやすいよ、
 
ということを解説したわけですが。
 
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記事をアップした昨夜、
まさにそれを実証するようなやり取りがあったので、参考までにご紹介しようと思います。
 
 
■長女、とびひになる
とびひ。
それは、子供の夏の風物詩!
 
皮膚に細菌が入ったことで、患部がただれ、かゆくなり、
かいていると、全身のあちこちに症状がとんでしまう感染症です。
 
今年は長女が感染しまして、現在、患部は五か所。
それ以上は広がらないように、朝晩、処置後にガーゼで覆っています。
 
そのテープが大嫌いな長女。
ぺりぺりはがすのが痛いと、毎回大騒ぎ。
 
そして昨夜、お風呂上がりの処置中に、ついに「それもう貼らないで」と言い出した!
 
「もういや! それいやなの!
イタイから嫌なの~! うわぁぁん」

 
 
■ママのターン
私はテープを手に、言いました、
 

「気持ちはわかるけどさ、
 

貼らないと、寝ている間に掻いちゃって、
その手でほかのところを掻いちゃったら、また広がるんだよ?
 

そしたら、テープ貼るとこ増えていくんだよ?
いやなことが増えていくんだよ?
 

まだ五か所なうちに、さっさと治しちゃおうよ」
 

「掻かないもん、広がらないもん!
寝てるとき気を付けるもん! ぜったい大丈夫!」
 

「んなわけないでしょうが、
起きてるときだって、掻かないんだよって言ってるのに、ガーゼの上から掻いてるくせに。
 

・・・ほら、もう九時だよ、
みんなが寝るの遅くなっちゃうから、こっちきなさい」
 

「いやぁぁあ」
 

「(イライラしてくる)
 

貼らないとひどくなるっていうのがわからないの?
ダラダラになってすごく痒くなって大変になるよ?」
 

「いやぁぁぁ」
 

「じゃあこっち来なさい」
 

「いやぁぁぁ」
 

「・・・」
 

ここで、横でだまって聞いていた旦那にヘルプアイ。
すると旦那は、Cの前に座りました。
 
 

■パパのターン
「そうかー、Cはテープ貼るの嫌なのかー」
 

「いやぁぁぁ」
 

「いやだよなー、はがすの痛いもんなあ」
 

「痛いぃぃい」
 

「でもさあ、C、
 

とびひ治さなかったら、パパと約束してた流れるプールに行けないんだぞ?
 

パパ、CとPと流れるプール行くの、すっごく楽しみにしてるんだからさあ。
Cだけおいて行くなんて、かわいそうだから、パパいやだよ。
 

Cも嫌でしょ?」
 

「Cも行きたい・・・」
 

「だろー、一緒に行こうぜー。
 

じゃあ早くとびひ治しちゃえよー。
C、パパのために治してくれよー」
 

「えー、パパのため(^_^)?」
 

「そうだよ! パパはCと行きたいんだよ~」
 

「もー、わかったよー(*^_^*)」
 

そして、娘は自分から、あっさり私のところに来たのでした。
 
 

■旦那にはかなわん。
その翌朝、
朝食を食べながら、主人に聞いてみました、
 

「・・・先生、私の言い方は理屈っぽかったですよね」
 

「ははは、そうだね、理屈っぽかったね」
 

「だよね。
 

頭では分かっていても、言うこと聞かそうとするときは、理詰めになっちゃいがちなのよ。
正論言ったり、大きな声で繰り返したりすると、伝わる気がしちゃってさ。
 

あとさ、昨日みたいに時間がない時は、それに拍車がかかっちゃうんだよね。
もう寝る時間過ぎてるのに! って、
イライラして、どんどん高圧的になってくの」
 

「時間がない中では、誰だってそうなってもおかしくないよ。
 

それにキミの場合、1人で3人の子供を見ているんだから、
常に時間に追われてイライラしていても無理はない。
 

だけど君は、そんな中でも、
子供たちともっといいコミニュケーションを取ろうと、常に反省して、努力しているでしょう、
 

俺はいつも感心してるし、尊敬してるよ。
 

子供たちの世話、いつもほんとにありがとう。
おかげで仕事をがんばれます」
 

「あ、いえいえ、こちらこそ・・・」
 

とまあ、旦那は常にこんな感じです。
 

それが、生まれついてのものか、職業柄かわかりませんが、
生まれついての適性が、いまの職業に縁を持たせたのではないかと私は見ています(笑)
 
(ちなみに付き合っていた時は、旦那のあまりの虚心坦懐な善良さに、旦那を「宮様」と読んでいました。(笑))
 

子供たちは当然パパっこで、パパを尊敬してやまず、
息子(小2)には
「パパはママのどこが好きで結婚したんだろうね?」と真顔で聞かれる始末ですが、
 

いつか「似合いの夫婦」と評されるようにこれからも精進いたします(笑)




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