発酵食品の伝統食、なれずしが来た!
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
ある日の昼下がり、家のチャイムが鳴りました。
出てみると、私宛に、小さな荷物のお届け。
わが家では、通販をよく利用します。
でも、ここのところ、注文してないんだけど・・・
宛名票を、よーく見て見ると・・・
ああっ!
数か月前に注文した、サバのなれずしだー!
■なれずしとは何か。
数か月前のある日。
私は何かのお祝いごとのために、長男P(小2)と酢飯を作っておりました。
長男が、計量スプーンでお酢を計りながら、
「酢飯って、お酢を入れるんだねえ。
・・・ねえ! お酢を入れるから『おすし』なの?」
「うんうん、そう思うよね。
それは、半分は当たっていてね。
確かに、『すし』は、酸っぱい、から『すし』なんだけど、
もともとのおすしには、お酢は入ってなかったの」
「えっ、お酢が入ってなかったのにすっぱかったの?」
「そうだよ。
もともとは、お魚を発酵させて・・・発酵、知ってるっけ」
「知ってるよ、身体にいい虫みたいな小さい生き物が、食べ物を変えるんでしょ。
味噌とか、納豆とかも発酵してるんだよね。
でも味噌とか納豆とかは、酸っぱくなってないじゃん」
「うん、そうだね。
実は、魚を発酵させた虫みたいなやつ・・・菌っていうんだけど、
味噌とか納豆を作ってくれる菌とは種類が違うんだ。
いろんな種類の菌がいるんだよ。
昔のおすしの魚を発酵させてくれるのは、乳酸菌。
ヨーグルトを作ってくれるのと同じ菌だよ~」
「ええっ、じゃあヨーグルト味の魚になるの?
・・・おえー」
「それがさ、ヨーグルトっていうより、ブルーチーズらしいよー」
「ええっ、ブルーチーズ!
それはおいしそう、食べてみたい!(←ブルーチーズ好き)」
「なにっ! Pもか! 同志よ!
今までママだけだったから思いきれなかったんだよ! 高いし! 量が多いし!
よしっ、じゃあさっそく注文しよう!」
ってことで、ググってみると、こちらがよさそう。
よく読むと、なれ具合でランクがあるみたい。
どーせだから一番くさいのにしようってことで、「本なれずし」をぽちっ。
いまは仕込中だから、出来次第送ります、とな。楽しみ!
・・・という一幕を、すっかり忘れていたのでありました。
このサバのなれずし、和歌山県の山林地方で、特別なごちそうとして発達したそう。
魚を発酵させて保存するのは、海がない地方で、魚を食べる知恵だったんですね。
なんと、数年ものもあるという、究極のスローフードです!
長くなるとごはんはどろどろらしいですが・・・。
■実食!
開けてみると、こんな感じで二本のお寿司が入っています。
葉っぱで全体をきっちりくるまれています。
開けてみると、来た来た、においが!
ヨーグルトとブルーチーズとしめサバが混ざったようなにおい。
私的にはいいにおい!
この時点で長女は退散(笑)
葉っぱを取り除き、包丁を入れてみると、
ごはんはぎっちり詰めて押されてて切りやすい!
さて、では実食!
・・・おいしい!
食感はねっちりしていて、クセがあって、塩気とうまみ成分がすごく強い!
これは・・・辛口の日本酒が合う(笑)! 主人も同意。
さて、Pはというと、一口食べて、
「・・・ん、おいし・・・ムヘァッ!!!
ム八ッ、アゥェ~・・・
ごめんなさいこれ無理・・・お水ください」
小学生に「ほんなれ」はきつかったようです(笑)
このなれずし、賞味期限が「発送後五日」。
あいにく主人は多忙で外食が多かったため、八割は私のおなかに入りました。
日本酒をゆっくり選ぶ時間がないまま賞味期限が来たので、食べきってしまいました。
また来年、リピートだ!
今度は絶対日本酒とともにいただいてやるぜ!