粉ミルクの発がん性が気になるママへ。その2
●その1を読む
こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。
さて、日本の粉ミルクについて調べてみたところ、
「ヒトに対する発がん性が疑われる物質、3-MCPDを、
『長い間、毎日取っても、まず害がない量(耐容一日摂取量)』以上に摂りすぎる可能性が高い」
ことが分かったわけですが、
「ただ、含有量が最小の粉ミルクを選べば、耐容一日摂取量に近いレベルに抑えられそう」
ってことも明らかになったので、
今日は、3-MCPDの含有量が少ないミルクを調べてみようと思います!
■粉ミルクと油。
さて、粉ミルクには、母乳に成分を近づけるために、油が入っています。
母乳に含まれる脂質を、どんな油で置き換えるか、
それは粉ミルクメーカーによって違うわけですが、
ドラックストアで見て見た限り、
もっとも多くの製品で・・・というか、
すべての製品で使われていたのはパーム油。
さらに、もっとも大量に使われていたのもパーム油でした。
これはどうしてわかるかっていうと、
原材料は、容量が多い順に記載する っていう決まりがあるんですね。
だから、原材料の油のところに
「パーム油、大豆油、豚脂」
と書いてあったら、
使われている割合は
パーム油 > 大豆油 > 豚油
ってことになるわけです。
さて、
パーム油は、ヒトに対する発がん性が疑われる物質、3-MCPDの濃度が特に高い油。
このパーム油がすべての粉ミルクに入ってしまっている以上、
できるだけ3-MCPDの含有量が少ない粉ミルクを選ぶためには、
(原材料の詳しい割合は記載がないので)
パーム油が最初に書いてない粉ミルク
(パーム油の使用割合が一番じゃないミルク)
を選ぶってことになりますね!
念のため、粉ミルクに使われている、パーム油以外の油についても、3-MCPD含有量を調べましたが、ほとんどの油が、パーム油とは比較にならないほどの低い数値です。
(パーム油の最大含有量は3.8mg/kg、菜種油や大豆油などの最大含有量は0.3mg/kg未満)
ってことで、次の大手六社、
の主要粉ミルクの裏を比較した結果、勝手ながらお勧めを選んでみましたよ!
■発表!
それでは、
3-MCPDの含有量が少ないと思われる粉ミルクの発表です!
明治 ほほえみです!
原材料:乳糖、調整食用油脂(豚脂分別油、大豆白絞油、パーム核油、精製魚油、アラキドン酸含有油脂)、乳清たんぱく質、カゼイン、・・・(以下略)
パーム油が入っていますが、三番目です。
他社のほぼすべての商品が、最初にパーム油が書いてあるので、
三番目であるこちらは、かなりリスクが低いのではないかと思います。
あと、ですね。
グリコのアイクレオ バランスミルクについて、ちょっと保留中です。
原材料:調整食用油脂(精製ラード、オレオ油、大豆油、ヤシ油、パーム油)、・・・
見てください! パーム油が5番目!
これは期待が持てそう!
しかしこの「オレオ油」については数値がわからず。
というか、「オレオ油」がどんなものかわからない・・・。
(この時代にググっても出てこないってどういう油なの・・・(笑))
なので、グリコさんに問い合わせメールを送ってみました。
返信をいただいたらまたリポートしてみます!
他にもいい商品があるかもしれないので、ぜひご自分でも調べてみてくださいね。
■おまけ
あとはですね、
パーム油ゼロ、を求める場合、例えばこんな商品もあります。高いですけど。
または、全面的に切り替えなくとも、
三割ぐらいをこういうミルクにしてリスクを減らす、っていう手もあるかも。
ただ、そこまでしなくても、選び方にこだわりさえすれば、リスクはかなり減るはず。
私が完全ミルク育児をしていたら、上記のどちらかに切り替えて、あとは楽しく育児するかなあ。
子供のために、安全、安心をどこまで求めるか。
育児って、日々、その線引きを求められる感じですよね~。
大変なことですが、我が子のためにこれからも悩み続けましょう(*^_^*)
●三年経ってから続編を書きました~。→「粉ミルクの発がん性が気になるママへ。その3」